キャラ文芸 キャラ文芸大賞エントリー 小説一覧
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1
後宮の化粧姫は華をまとう~素顔を隠す悪女と龍皇陛下~
旧題:後宮の化粧姫 ~すっぴんはひた隠したい悪女ですが、なぜか龍皇陛下に迫られているのですが……?!~
生まれつきの顔の痣がコンプレックスの後宮妃、蘭月(らんげつ)。
素顔はほぼ別人の地味系女子だが、他の誰にも負けない高い化粧スキルを持っている。
豪商として名を馳せている実家でも、化粧スキルを活かした商品開発で売上を立てていたものの、それを妬んだ兄から「女なのに生意気だ」と言われ、勝手に後宮入りさせられる。
後宮の妃たちからは、顔面詐欺級の化粧と実家の悪名により、完全無欠の美貌を持つ悪女と思われているのだった。
とある宴が終わった夜、寝床を抜け出した先で出会ったのは、幼いもふもふ獅子の瑞獣、白沢(はくたく)。そして、皇帝―漣龍(れんりゅう)だった。
すっぴんを見せたくないのにも関わらず、ぐいぐいと迫ってくる漣龍。
咄嗟に「蘭月付の侍女である」と嘘をつくと、白沢を保護して様子を定期報告するよう頼まれる。
蘭月付の侍女として、後宮妃として、2つの姿での後宮ライフが始まっていく。
素顔がバレないよう、後宮妃としてはひっそり過ごそうと決めたものの、化粧をきっかけに他の妃たちとの距離もだんだんと縮まり、後宮内でも目立つ存在になっていって——?!
すっぴんはひた隠したい化粧姫蘭月と、そんな彼女を自分のものにしたい皇帝の中華後宮恋愛ファンタジー!
2
うつし世はゆめ―人間とダンピールと吸血鬼ですが家族やってます―
市来(いちき)榛斗(はると)、碧都(あおと)、紅羽(くれは)は三人仲良く暮らす兄妹。
しかしこの三人は人間とダンピールと吸血鬼。
当然血の繋がりなどない三人は、夜の世界で人に仇なす怪物を倒して生きていた。
3
後宮の隠れ薬師は闇夜を照らす
12月26日よりコミカライズ開始。
旧題:後宮の隠れ薬師は、ため息をつく~花果根茎に毒は有り~
陸翠鈴(ルーツイリン)は年をごまかして、後宮の宮女となった。姉の仇を討つためだ。薬師なので薬草と毒の知識はある。だが翠鈴が後宮に潜りこんだことがばれては、仇が討てなくなる。翠鈴は目立たぬように司燈(しとう)の仕事をこなしていた。ある日、桃莉(タオリィ)公主に毒が盛られた。幼い公主を救うため、翠鈴は薬師として動く。力を貸してくれるのは、美貌の宦官である松光柳(ソンクアンリュウ)。翠鈴は苦しむ桃莉公主を助け、犯人を見つけ出す。※中国の複数の王朝を参考にしているので、制度などはオリジナル設定となります。
※第7回キャラ文芸大賞、後宮賞を受賞しました。ありがとうございます。
4
悪徳公主と冷徹皇帝陛下の後宮薬膳茶
冷徹非道と噂の皇帝陛下のもとに、これまた悪しき評判しかない異国の王女、琳玲がやってきた。
琳玲は皇后の位は与えられたが、離宮に閉じ込められる。
それぞれの思惑がある離宮の女官や侍女たちは、怪しい薬草で皇帝陛下たちを翻弄する琳玲を観察――。
悪徳公主と冷徹皇帝陛下と女官たちの日々は今日も騒がしい。
5
あやかし帝都の婚姻譚 〜浄癒の花嫁が祓魔の軍人に溺愛されるまで〜
【完結】【第一章までで一区切り】時は大正。天羽家に生まれた桜子は、特異な体質から、家族に虐げられた生活を送っていた。すると女学院から帰ったある日、見合いをするよう命じられる。相手は冷酷だと評判の帝国陸軍あやかし対策部隊の四峰礼人だった。※和風シンデレラ風のお話です。恋愛要素が多いですが、あやかし要素が主体です。第9回キャラ文芸大賞であやかし賞を頂きました。皆様のおかげです、本当にありがとうございます!【第一章で一区切りで単体で読めますので、そこまででもご覧頂けると嬉しいです】。
6
母を亡くし、父もいない愛蘭は、伯爵家を追放され、路頭で死そうになるが、皇都で後宮画家になり、イケメン上司原水と出会い、溺愛される!
愛蘭が二十歳の誕生日を迎えた初春の日、港湾都市・緑港には重たい雲が垂れこめていた。
本来なら祝われるはずのその日、彼女は緑港伯爵家の大広間にひとり立たされていた。
正面には叔父、その隣には従姉の麗香、そして――昨日まで婚約者だった沈琳道。
「どうして……わたしが家をでないといけないの?」
問いかけても、答えは返らない。
沈琳道は視線を逸らし、「麗香を選んだ」とだけ告げた。
麗香は勝者のように微笑み、愛蘭が五年間フラン王国に渡っていたことを責め立てる。
「あなたの後ろ盾だったおじい様も亡くなった。
フラン人とのハーフであるあなたが、この家にいる理由はもうないわ」
叔父は淡々と命じた。
「今日限りで屋敷を出て、街からも去りなさい」
愛蘭に許されたのは、小さな荷物袋ひとつだけ。
怒鳴ることも泣くこともなく、彼女は静かに頭を下げた。
屋敷の門を出た瞬間、冷たい雨が降り始めた。
それはまるで、彼女の代わりに空が泣いているようだった。
――これで、この街での暮らしは終わり。
市場の喧騒も、港の鐘の音も、すべてが遠ざかる。
愛蘭が向かう先は帝都だった。
祖父が遺した言葉だけを胸に刻む。
『何かあったら、顔中蓮を頼りなさい』
後ろは振り返らなかった。
戻れる場所は、もうないと知っていたから。
誕生日に家を追われるという皮肉な運命の中で、
愛蘭はまだ知らない。
この日が――
一人の女性が「家族」を失い、
一人の女性絵師が生まれる、始まりになることを。
7
護堂先生と神様のごはん 護堂教授の霊界食堂
考古学者の護堂友和は、気が付くと死んでいた。
彼には死んだ時の記憶がなく、死神のリストにも名前が無かった。予定外に早く死んでしまった友和は、未だ修行が足りていないと、閻魔大王から特命を授かる。
それは、霊界で働く者達の食堂メニューを考える事と、自身の死の真相を探る事。活動しやすいように若返らせて貰う筈が、どういう訳か中学生の姿にまで戻ってしまう。
自分は何故死んだのか、神々を満足させる料理とはどんなものなのか。
食いしん坊の神様、幽霊の料理人、幽体離脱癖のある警察官に、御使の天狐、迷子の妖怪少年や河童まで現れて……風変わりな神や妖怪達と織りなす、霊界ファンタジー。
「護堂先生と神様のごはん」もう一つの物語。
2019.12.2 現代ファンタジー日別ランキング一位獲得
8
オオカミ様の契約婚約者になりました――兄がやらかしたので、逃げます!――
神代の時代から、人は守り神と共に生きてきた。人は守り神を信仰し、奉ることで様々な加護を得る。守り神は人々の信仰を糧とし、代わりに富や名声、時には人ならざる能力までも与えてくれた…。
豪商、羽立野(はたての)家の娘三葉(みつば)は、家族から妾の子として蔑まれ使用人と同じ扱いされていた。数年後には父の道具として顔も知らない相手と政略結婚させられるのだ…。そう人生を諦めていた時、兄の明興(ともあき)が公の場で財界の重鎮「蛇頭家(じゃとうけ)」との業務提携を一方的に破棄した挙げ句、蛇頭家の一人娘、江奈(えな)に対して「妾になれ」などというやらかしをてしまう。
呆れ果てた三葉は空気である立場を最大限利用して、羽立野家から逃亡し見知らぬ家で女中として働き始めた。……はずなのに、何故か当主の大神弘城(おおかみ ひろき)から「契約婚」をしないかと持ちかけられて。これから私、どうなるの?
大正時代風のあやかし結婚譚。
カクヨムにも掲載しています。
9
深夜の背徳あやかし飯~憑かれた私とワケあり小料理屋~
旧題:つかれた私と坂道のあったかごはん ーあやかしの集まる料理屋さんー
ここは長崎のどこかにある、とある坂道。
今日一日散々な目に遭った若葉は疲れていた。
さっき転んで擦りむいた膝もいたい。
ふと顔をあげると、温かい提灯の明かりがともる、素敵なお店がある。
「……あんた、憑かれてるな」
「やっだー! 可愛いお客さんじゃな〜い」
「まあ、人間だわ」
「きゅ〜ん」
ーーその店には、ぶっきらぼうな黒髪の美青年と、なぜか冬なのにタンクトップないかついおネエさんと、ものすごく妖艶な美女と、ぬいぐるみみたいなこぎつねがいた。
○こぎつねに憑かれた食いしん坊な主人公が、珍妙なあやかしが集まるお店で美味しいものに癒されるお話です。
○長崎のご飯、食べた気になってくださいねー!
10
後宮の偽花妃 国を追われた巫女見習いは宦官になる
旧題:国を追われた巫女見習いは、隣国の後宮で二重に花開く
☆4月上旬に書籍発売です。たくさんの応援をありがとうございました!☆ 植物を慈しむ巫女見習いの凛月には、二つの秘密がある。それは、『植物の心がわかること』『見目が変化すること』。
そんな凛月は、次期巫女を侮辱した罪を着せられ国外追放されてしまう。
心機一転、紹介状を手に向かったのは隣国の都。そこで偶然知り合ったのは、高官の峰風だった。
峰風の取次ぎで紹介先の人物との対面を果たすが、提案されたのは後宮内での二つの仕事。ある時は引きこもり後宮妃(欣怡)として巫女の務めを果たし、またある時は、少年宦官(子墨)として庭園管理の仕事をする、忙しくも楽しい二重生活が始まった。
仕事中に秘密の能力を活かし活躍したことで、子墨は女嫌いの峰風の助手に抜擢される。女であること・巫女であることを隠しつつ助手の仕事に邁進するが、これがきっかけとなり、宮廷内の様々な騒動に巻き込まれていく。
11
勝ち気巫女姫の祓い噺(ばなし) ~追放の末に義賊に攫われた一の姫の価値証明~
「私を攫ったことが損? 上等よ。あなたの横で、私の価値を証明してあげるわ!」
* * *
代々神に仕える巫女の家系に生まれた一の姫・千咲。
しかし、身勝手な天皇により婚約破棄され、冤罪を着せられて御所を追放されてしまう事に。
絶望の淵――かと思いきや、彼女を連れ去ったのは義賊の男・八京。
彼は千咲を「金になる人質」として攫ったものの、追放済みと知るやいなや「損をした」と吐き捨てる。
その言葉が、千咲の負けず嫌いな魂に火をつけた!
「『損をした』と言った事を後悔させてやるわ! 私の価値を証明してね!」
義賊の隠れ家に居座ることに決めた千咲は、巫女の洞察力と強大な神力を武器に、京の都で蔓延る悪意や不浄(鬼)を、義賊たちと共に鮮やかに祓っていく。
捨てられた巫女姫×不遜な義賊。
凸凹バディが夜の都を駆け抜ける、痛快・和風異能ファンタジー!
12
鬼神様の贄姫 無能の少女は孤高の鬼に寵愛される
旧題:幾久しくよろしくお願いいたします~鬼神様の嫁取り~
「お前はやつがれの嫁だ」
涼音は名家の生まれだが、異能を持たぬ無能故に家族から迫害されていた。
お遣いに出たある日、涼音は鬼神である白珱と出会う。
翌日、白珱は涼音を嫁にすると迎えにくる。
家族は厄介払いができると大喜びで涼音を白珱に差し出した。
家を出る際、涼音は妹から姉様が白珱に殺される未来が見えると嬉しそうに告げられ……。
蒿里涼音(20)
名門蒿里家の長女
母親は歴代でも一、二位を争う能力を持っていたが、無能
口癖「すみません」
×
白珱
鬼神様
昔、綱木家先祖に負けて以来、従っている
豪胆な俺様
気に入らない人間にはとことん従わない
13
合魂‼
静岡県生まれのごく普通の少年、優月超慈は猛勉強の末、難関と言われる愛知県の『愛京大付属愛京高校』に合格する。
彼を突き動かす理由……それは『彼女をつくること』であった。そしてこの愛京高校にはなんと『合コン部』なるものがあることを聞きつけた彼は、見事に入学試験を突破した。 喜び勇んで学校の門をくぐった超慈を待ち構えていたものは……?
大規模な学園都市を舞台に繰り広げられるドキドキワクワク、常識外れの青春ハイスクールライフ、ここにスタート!
14
後宮の調達人
「ご依頼承りました」
愛憎渦巻く後宮で、外に出る事ができない妃たちのために望む品を届ける調達人。
善き調達人とは、善く聴く耳を持ち、善く観る目を持ち、善く沈黙する口を持つ。
籠扱いの武芸に長ける大男の腕に乗りながら、小柄な調達人の紅姑娘(ホンクウニャン)は後宮で噂される様々な問題を解決していく。
時には人の望みを叶え、時には人の闇に触れ。
貴方が見ているのは、本当に真ですか?
後宮ビターミルクなライトミステリー。
※第6回キャラ文芸大賞に参加しています。
15
後宮の手かざし皇后〜盲目のお飾り皇后が持つ波動の力〜
龍の国の若き皇帝・浩明に5大名家の娘である美華が皇后として嫁いできた。しかし美華は病により目が見えなくなっていた。
そんな美華を冷たくあしらう浩明。婚儀の夜、美華の目の前で彼女付きの女官が心臓発作に倒れてしまう。
その時。美華は慌てること無く駆け寄り、女官に手をかざすと女官は元気になる。
どうも美華には不思議な力があるようで…?
16
大事な思い出を預かるあやかしの店主との出会いによって、私は輝くような人生を手にして幸せになれました
狐塚あかりは、幼い頃に両親を亡くして、祖父母と暮らしていた。なのに祖父が行方不明となってしまい、嘆き悲しんだ祖母が亡くなってしまって、あかりは途方に暮れてしまう。
そんな時に出会った見た目が青年の美形に渡されたものによって、運命がいい方向に変わることになったようだ。
17
千年屋あやかし和菓子帳 無気力店主はあやかし事件に巻き込まれ中
【旧題:~千年屋あやかし見聞録~和菓子屋店主はお休み中】
【初出】2021.12.30
大正時代―――和菓子屋『千年屋(ちとせや)』
千年続くようにと祖父が願いをこめ、開業した和菓子屋だ。
孫の俺は千年屋を継いで只今営業中(仮)
和菓子の腕は悪くない、美味しいと評判の店。
だが、『千年屋安海(ちとせや やすみ)』の名前が悪かったのか、気まぐれにしか働かない無気力店主。
あー……これは名前が悪かったな。
「いや、働けよ」
「そーだよー。潰れちゃうよー!」
そうやって俺を非難するのは幼馴染の有浄(ありきよ)と兎々子(ととこ)。
神社の神主で自称陰陽師、ちょっと鈍臭い洋食屋の娘の幼馴染み二人。
常連客より足しげく通ってくる。
だが、この二人がクセモノで。
こいつらが連れてくる客といえば―――人間ではなかった。
コメディ 時々 和風ファンタジー
18
美しいものを好むはずのあやかしが選んだのは、私を殺そうとした片割れでした。でも、そのおかげで運命の人の花嫁になれました
天神林美桜の世界は、あやかしと人間が暮らしていた。人間として生まれた美桜は、しきたりの厳しい家で育ったが、どこの家も娘に生まれた者に特に厳しくすることまではしらなかった。
その言いつけを美桜は守り続けたが、片割れの妹は破り続けてばかりいた。
美しいものを好むあやかしの花嫁となれば、血に連なる一族が幸せになれることを約束される。
だけど、そんなことより妹はしきたりのせいで、似合わないもしないものしか着られないことに不満を募らせ、同じ顔の姉がいるせいだと思い込んだことで、とんでもない事が起こってしまう。
19
その結末、書き換えます。 ~黄昏迷宮図書館の「物語」修復記録~
自分が嫌いになったことはありませんか? 忘れたい過去は、ありませんか?
ここは迷える者だけが辿り着く、深夜0時の図書館。
クールな司書と生意気な精霊が、本の中へダイブして、歪んだ物語を「あるべき姿」へ導きます。
20
真神家奉龍献立暦
六歳の時、母親に捨てられた真神操は、強い霊力を宿す「破子」として生きてきた。
破子は百年に一度、真神家に生まれ、強大な力が妖や怪異といったわざわいを招く存在として忌み嫌われてきた。
一族から存在を疎まれた彼女を支えたのは、紅い髪と青い瞳を持つ少年・紅羽だった。
操と紅羽は同じ屋根の下で十年間を過ごし、互いに唯一無二の存在となっていく。
だが、高校入学を機に二人の運命は大きく動き出す。
操をめぐり、結界師の名家たちの思惑や因縁が絡み合い、怪異や妖たちの襲撃が彼らを試練へと追い込む。
さらに、紅羽が抱える秘密――彼が龍神の化身であるという真実が明らかになった時、二人の関係は複雑さを増していく。
21
不思議なものを買い取る店で、私が一番の不思議な存在だったようです。あやかしのご飯担当となったのにその不思議を見逃してばかりいます
鳥居野々花は、自分はどこにでもいる普通の人間だとずっと思って生きてきた。
でも、普通とかけ離れている日常を過ごしていることに気づかないまま、そんな中でどうしてもお金が必要になって、ある店に売れるかも知れないものを持って向かうのだが……。
22
中学生の時に火葬場で見初めてきた人外イケメンが、三年後に現れて私を地獄に連れて行くそうなのですが、家事育児が忙しいのでお断りします。【完結】
高校一年の木ノ下澄雨は、母親と幼い弟の幹也と三人暮らし。
父親を亡くして三年、フルタイムで働く母親を支え、家事育児の一切を担い逞しく生きていた。
それなのに、年も押し迫った十二月も初めのこと。
澄雨の元に、かつて父親の葬儀に来たという見知らぬ若い男が姿を現す。
目にも鮮やかな深緋色(こきあけいろ)のスーツを身に纏ったその男は、縦に光る不思議な虹彩の挑戦的な眼差しで澄雨を眺めやる。
「あの時の、溢れんばかりだった怒りや悲しみは、まだ君の中に残っているかい?」
男はひとならざるもので、かつて交わした約束通り澄雨を迎えにきたという。
おとぎ話だ、いまさらだと澄雨は拒絶する。
父親を亡くしたばかりの心細げな女子中学生ならいざ知らず、今となっては押しも押されもせぬ、家事育児に忙しい立派なんおさんどん女子高生と化していた。
けれど、慎ましい胸の奥にわだかまる、この黒い泡はなんだろう。
澄雨の迷いを察した男は、
大勢の人々の命が危ぶまれる可能性を示唆し、
とある選択を持ち掛けてくるのだが。
クリスマスの夜に向かって、事態が急速に収束していく中、
雪はただ、しんしんと降りゆく――。
おさんどん女子高生とひとならざるものの、愛も状況も重めでちょっと切ない異類婚姻譚もどきです(旧タイトル【完結】さよならのタイミング)もしよかったらのぞいてみてください。(-人-)
※作風が古いです。長タイトルから連想される昨今の流行りとは異なる展開であることを先にお詫び申し上げます。m(_ _)m
※この話はフィクションです。参考にした類似、または特定の事件等はありません。
※作品全般に漂うシノニオイと女子中学生を口説くひとならざるものがいる為、お守り的R15指定です。
※R15指定に従い、残酷・性的な仄めかしの描写がある話には*を付けてあります。宜しくご検討ください。
※毎年キャラ文芸大賞にエントリーする予定です。
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旧題『さよならのタイミング』105枚(約4万字)2008/5 PNイマダ名義
某小説投稿サイトのお題企画で書いた40枚弱を紆余曲折を経て改稿したものです。
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表紙絵のみ生成AI画像です。
本作品(本文)は生成AI不使用です。
本作品は小説家になろうにも掲載しています。
23
縁庵へいらっしゃい
元ヤンで元サラリーマンの俺。現在、妖怪御用達の和モダンカフェで働いています。
生贄のように会社の失敗を押し付けられ退職させられた柿花大志。
家のアパートに行くと、火事により住む場所も失ってしまう。
そんな彼は体調不良を起こして倒れた所を底抜けに明るい男、織部緑に拾われ彼の商うカフェ『縁庵』で住み込みで働くことに。
そこに白いもふもふのお稲荷様、コンも加わる。
しかもカフェのお客様は、現代の世に生きる妖怪たち!?
戸惑いながら大志は織部と共に、様々な悩みを抱えるお客様の話を聞きながら、美味しい料理でおもてなしする。
……縁庵はどんなお客様でもお迎えします。
※暴力や虐待の描写を含みます。
24
ラブ・クラッシャーの仮面を剥いで
あざといぶりっ子キャラで男に媚を売る、世間のイメージ最悪の現役女優・強玲愛。今日も彼女は芸能界の純な乙女たちから狡猾に男を奪い去る。乙女たちは涙目でそろって彼女に叫ぶ――「ありがとう、玲愛ちゃんのおかげで浮気性な彼とようやく別れられた!」なんとそれは、横暴なカレシに苦しむ女性たちを救う、ラブ・クラッシャーをこなすためだった!?そんな彼女の雄姿に感嘆し言い寄って来たのはおバカキャラで売っているロックスター・愚蒙伊吹。ハイスペックなインテリしか興味ないってテレビで公言してる以上、彼とつきあうなんてありえない!ところがおどけた言動の端々に知性の欠片を漂わせる彼もまた、裏の顔を持っているようで?「悪女の、愚者の仮面を被ることで、理不尽な世間を心行くまで愚弄してやりませんか」二面性芸能人同士が織りなすマスカレードが今、幕を明ける――!
25
【完結】いただきます ごちそうさま ――美味しいアプリの小さな奇跡
第7回キャラ文芸大賞にてグルメ賞を受賞致しました!ありがとうございます!
大学に入学するために上京した速水悠(はやみ はるか)は、従姉の理彩からアルバイトを斡旋される。
それは「料理が全くできない人を探している」という、少し変わった条件のものだった。
「楽しく作れて、どんどん料理がうまくなる」レシピアプリ・クレインマジック。そのアプリをリリース予定の会社が理彩の勤務先であり、初心者でも本当にレシピを再現できるのかを検証するための人材として悠に白羽の矢が立ったのだ。
面接時に見事にとんでもない玉子焼きを作り、周囲を驚かせた悠。そんな彼に「玉子焼きの作り方、実際に見せてあげるよ」と料理担当の四本夏生(よつもと なつき)が作って見せた玉子焼きは、人生の中で一番美味しい玉子焼きだった。
四本の料理が食べられることに釣られてアルバイトを始めた悠は、普段は無愛想でありながらも美味しそうに食べて率直に褒めるところを四本に気に入られ、四本のアシスタントもすることになる。
そして四本が自分のモチベーション維持のためと撮り溜めた悠の試食動画は、リリース時にクレインマジックのCMに使われることに。同時に、楽しそうに料理を作る四本の姿もCMで放映された。
ビジュアルが良いふたりの姿はSNSで爆発的に反響を呼び、クレインマジックは順調なスタートを切ったが、その一方で悠の身元や住所がSNSに晒されるという事件も引き起こす。
四本と悠の安全を重視した社長の決断により、ふたりは会社が入っているマンションの別の一室を「社員寮」として提供されることになった。
同居生活を送るうちに、悠と四本は歳の離れた友人として心を通わせることになる。
しかし、四本にはどうしても再現できない思い出の料理があり、料亭である実家を離れた深い理由があって――。
※表紙画像にAI生成イラストを使用しております。 小説家になろう様にも掲載しております。
26
【完結】偏食ヴァンパイアはド田舎娘を所望する
日向雪緒(ひゅうが ゆきお)は、昼はスーパー、夜は清掃のバイトなどで暮らしていた。
父親は最初からおらず、母親は彼女が2歳の頃亡くなり、ずっと母方の祖父と限界集落で暮らしていた。祖父が亡くなり、祖父の遺品から父親らしき人の手掛かりを見つけ、東京に出てきたが、見つけ出すことが出来ずにいた。
ある日、清掃の仕事中、月夜見閨(つくよみ けい)と出会う。
実は彼はヴァンパイアで、しかも極度の偏食。普通の食事はとにかくオーガニックでなければ食べられない。血においても、これまで彼は精製された血液しか口にしてこなかった。なのに、なぜか雪緒を一目見た瞬間から、彼女が欲しくてたまらなくなった。
イラストはPintrestからAI修正したものを拝借しました。
27
おとぎ ~花魁候補の少女がやってきて、突然はじまる江戸ライフ~
塾帰り。
渉とその友人たちが小さな社の前で拾ったのは、江戸時代の吉原からタイムスリップしてきたという少女、おとぎ。
現代の生活に驚くおとぎと、おとぎの口から語られる江戸の生活に驚く渉たち。
とりあえず、おとぎの言う通りに当時の歯ブラシを作ってみるが――。
高二の夏。
進路に迷う渉たちに、ひょんなことから訪れた江戸ライフ。
28
霊能者のお仕事
霊能者の仕事は、何も除霊ばかりではない。
最近では死者の霊を呼び出して、生前にネット上で使っていたパスワードを聞き出すなどの地味な仕事が多い。
そういう仕事は、霊能者協会を通じて登録霊能者のところへ割り振られている。
高校生霊能者の社(やしろ) 優樹(まさき)のところに今回来た仕事は、植物状態になっている爺さんの生霊を呼び出して、証券会社のログインパスワードを聞き出す事だった。
簡単な仕事のように思えたが、爺さんはなかなかパスワードを教えてくれない。どうやら、前日に別の霊能者が来て、爺さんを怒らせるようなことをしてしまったらしい。
優樹は、爺さんをなんとか宥めてようとするのだが……
29
身代わりの男装令嬢は異能の青年に溺愛される
☆第八回キャラ文芸大賞奨励賞受賞☆応援ありがとうございます!
高槻胡桃(たかつきくるみ)は、双子の兄・敦(あつし)と、親友である令嬢・絹(きぬ)の忍ぶ恋を応援するため、二人が密会するときは兄と着物を交換して兄になりかわっている。
しかしある日、兄の身代わりをしている最中に兄の友人・柿原星周(かきはらせいしゅう)が訪ねてきて、とんでもないお願い事をされてしまう。
それは「妹の胡桃を自分の『恋人』の名目で貸してほしい」という内容で……。
あなたが頼んでいるのは、兄ではなく本人です!
胡桃はそれを言い出せぬまま、帝都を騒がす妖魔による厄介事に、かかわることになる。
30
ワナビスト龍
諸君は『ワナビ』という言葉をご存じだろうか。
所謂『ラノベ作家志望者』に対して使われるネットスラングである。
その語源は「私は~になりたい」という「I want to be~」から来ているという。
書籍化していないWeb作家に対して使われる言葉で『あまり良い意味を持たない』。
「ブ、ブクマが剥げやがった!」
そんな『ワナビ』がここにいた。
彼の名前は『阿久津川 (あくつがわ)龍太郎』という青年。(齢二十五歳)
小説投稿サイト『ストーリーギルド』に作品を投稿するWeb小説家である。
ペンネーム『ギアドラゴン』で活動しているがパッとしない。
龍の作風は、ラノベ好みの転生も追放も悪役令嬢も出ない。
血と汗、涙が前面に押し出される熱い作風。
そんな作品が受けるはずもなく、低ポイント、ランキング外なのだ。
応募するコンテストも一次選考に通過したこともない。
そう、書籍化を夢見ながらも龍は結果を出していなかった。
「ここで終わるわけにはいかんのだッ!」
この物語は熱くも悲しい『底辺Web小説家(ワナビスト)』のブルースである。
イラスト:DELL-E3
31
れすとあ ─モンキーガール、風になる─
中学女子の100㍍走の記録保持者で、天才スプリンターとして将来を嘱望されていた大倉香奈 《おおくらかな》はスポーツ特待生として陸上強豪校への進学が決まっていたが、競技中の怪我で引退を余儀なくされ、燃え尽き状態で日々を過ごしていた。
香奈のクラスメイトで同じ中学出身である宮本佑樹《みやもとゆうき》は母子家庭で、パン屋に勤める姉の紗羅《さら》、不登校である小学生の妹の咲良《さくら》と一緒に暮らしている。ミニバイク『モンキー』を姉共々愛しており、整備を一手に引き受け、高校にもモンキーでバイク通学している。
ある日、登校直前までモンキーを整備していた佑樹は、学校の玄関で電車通学している香奈と会い、オイルで汚れた手を見られ、バイクの整備ができることを明かす。その時は特にバイクに関心はなかった香奈だったが、その日の放課後、偶然に紗羅の勤めるパン屋に寄り、そこにあった沙羅のモンキーに一目惚れしたことで、モンキーに乗るために二輪免許を取ることにする。
すでに廃番となっている旧車のモンキーをどうやって手に入れたらいいか佑樹に相談した香奈に、佑樹は自宅にある壊れた廃車のモンキーを自分の手で再生《レストア》してみることを提案する。自分の目でそのモンキーを目にした香奈は、自分の足で走れなくなった自分自身と乗り手に見捨てられたモンキーの境遇を重ね、再び一緒に走れるようにモンキーのレストアに着手していく。
これは、自分の足で前へ進めなくなって俯いていた少女が新たな足を得て再び顔を上げて前へ踏み出すまでの"再生"の物語。
これは、乗り手から見捨てられて朽ちつつあった旧車のバイクが新たな乗り手によってレストアされて再び走り出す"再生"の物語。
※この物語の本文にはAIは使用していません。表紙イラストおよび作中挿絵はAI生成です。
32
悪魔が夜来る
カフェの名前はビブリオ、店主の名前は夛利(ダリ)。
路面電車の走るごく普通の城下町、ごく普通の雑居ビルの三階、カフェはごく普通に営業しておりました。
でも、或る月も星も見えない真っ暗な夜、「やってる?」と入って来た黒いスーツ姿のお客はーー実は悪魔だったのです。
33
【完結】あやかしさんの口福おやつ
方向音痴で料理好きの稲月(いなつき)すずめは、友人の迎えを待つ間に突然霧に包まれ、「おやつ屋 口福」という見知らぬ店に迷い込む。
店主の青年・シロは、前のあるじから店を引き継いだものの料理に自信がなく、客に満足してもらえず困り果てていた。ところがすずめが手土産にと偶然持っていた自作のドーナツボールが鬼の客を大満足させたことから、シロはすずめに店を手伝ってほしいと懇願する。
この店の客は蛇の顔をした男や複数の腕を持つ大男など、人間ではない「あやかし」ばかり。人間のすずめが見つかれば危険な世界だった。
シロは「あやかし」になりかけの不完全な存在。「僕が完全なあやかしになれば、あなたを元の世界に帰せると思う」その為にはおやつと引き換えに客から得る「妖力のカケラ」を集めなければいけない――。すずめはあやかしのおやつ屋で働くことになる。
毎日訪れるあやかし達は、すずめの作るおやつで笑顔になってくれる。帰りたいはずなのに、「美味しい」と喜んでもらえるこの場所で、すずめの心は少しずつ揺らぎ始めていた。
表紙イラスト:松峰様
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視える宮廷女官 ―霊能力で後宮の事件を解決します!―
父の手伝いで薬を売るかたわら 生まれ持った霊能力で占いをしながら日々の生活費を稼ぐ蓮花。ある日 突然襲ってきた賊に両親を殺され 自分も命を狙われそうになったところを 景安国の将軍 一颯に助けられ成り行きで後宮の女官に! 持ち前の明るさと霊能力で 後宮の事件を解決していくうちに 蓮花は母の秘密を知ることに――。
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おおかみ宿舎の食堂でいただきます
『おおかみ宿舎』に食堂で住み込みで働くことになった雛姫麻乃(ひなきまの)。麻乃は自分を『透明人間』だと言う。誰にも認識されず、すぐに忘れられてしまうような存在。
そんな麻乃が『おおかみ宿舎』で働くようになり、宿舎の住民達は二癖も三癖もある様な怪しい人々で、麻乃の周りには不思議な人々が集まっていく。
美味しい食事を提供しつつ、麻乃は自分の過去を取り戻していく。
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魔法少女まじかる★スクミィ
クラスメイトの少女に恋い焦がれている少年・比嘉昇はある日、その彼女の机から滑り落ちそうになったスクール水着を拾う。勢いでそれを抱えたところで光に包まれ――昇は、スクール水着然とした「魔法少女」に変身した。そこに現れたぬいぐるみ的な者に「地球は狙われているの!」と煽られるまま、昇は戦いに身を投じさせられることになる。
昇の戦いの行方は、そして告白はできるのか――
魔法少女(男子)、変身!
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あやかし祓い屋の旦那様に嫁入りします
旧題:嫁入り先は、祓い屋<縁>でした。
キャラ文芸大賞にて優秀賞をいただきました。皆様のおかげです。ありがとうございます。
書籍化いたしました。
春日和に、ミカサは嫁入りをした。
相手は顔の上半分を布で隠した青年、コゲツだった。
「顔を見られては困る」と言い、妻のミカサにも素顔を見せないコゲツだが、二人は夫婦として暮らしていく。
そんなある日、同級生の美空千佳が行方不明になる。
そして知る、ミカサが嫁いだ家は、祓い屋<縁ーえにしー>という人ならざるものを祓うことを生業にしている家だった。
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お命ちょうだいいたします
一つの石材から造り出された神社の守り手、獅子の阿形(あぎょう)と、狛犬の吽形(うんぎょう)は、祟り神を祀る神社に奉納されますが、仕えるべき主と折り合い上手くいかない。
そんな時、カワセミと名乗る女が神社へと逃げ込んできて、二対の生まれ持った考えも少しづつ変わっていく。
どこか狂った昔の、神社に勤める神獣と素行が悪い娘の、和風ファンタジー。
●作中の文化、文言、単語等は、既存のものに手を加えた創作時代、造語、文化を多々使用しています。あくまで個人の創作物としてご理解ください。
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微睡み喫茶のバクは夢を食べない
『私は悪夢、というか夢を食べない。食べられないんです。私は――少食で悪食ですから』
深夜零時。悪夢を食べないバク「夜霧」が店主を勤める喫茶店には、悪夢に関する悩みを持つ人々が客として導かれる。夜霧は人の夢から生まれた花を「お茶」にして人々に提供していた。彼のお茶によってお客は癒され、現実世界では穏やかに眠ることができるようになる。
しかし何故、夜霧は悪夢を食べられないのか。
それは彼の店で働く少年「玲」との過去にあった。
これは人の「夢」をめぐる、苦くて甘い物語。
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掛け合い
2者による「掛け合い」形式で綴っていきます。