ヒューマンドラマ 小説一覧
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Moonlight Serenade, after His Requiem
――自分が自分である事を知ったのは、どうしようもない小娘が居たからでした。
かつての仲間の死をきっかけに、メンタルどん底なおっさんミュージシャンと崖っぷちな小娘は不思議な関係になってゆく、とある秋の出来事。
頭の固い文章で構成された、三人称視点のヒューマンドラマっぽい短編です。時期的には2010年代半ばくらいの雰囲気。平成の内に作りたくてこうなった作品でした。温い紅茶の様な雰囲気を、珈琲の冷めるままに味わっていただければと嬉しいです。なお、サブタイトルに力を入れすぎた結果、ちょっとページ数が多いですが、そのタイトルも含めて楽しんでいただければと思います。
(平成三十一年春執筆)
482
私の捻れた彼
「性別じゃなく、人として愛する。」その優しさが、彼の人生を変えた。
30歳、ストレートなはずの僕が、彼に恋をした。
美大卒ながらサラリーマンとして燻っていた墨田聡介。人生の情熱を失いかけていた彼の前に、運命的な青年が現れる。それが、華奢な身体に似合わぬ中国武術の実力者、珠樹だった。
珠樹の瞳に、聡介は創作への「熾火」を再び灯す。しかし、それは同時に、自分自身のセクシュアリティを揺るがす横恋慕の始まりでもあった。
珠樹は彼氏がいると打ち明け、さらに「女性の肉体が嫌い」という深いトラウマを抱えている。そして、聡介もまた、抑えきれない恋心を「友達」という仮面の下に閉じ込めていく。
「性別じゃなく、人として愛する。」
アトリエで始まる珠樹をモデルとした創作は、二人の秘めた感情がぶつかり合う、幸せな時間となる。それは、自らの性別、過去の傷、そして社会の規範を超えて、一人の人間をありのままに受け入れようとするただ当たり前の愛の物語。
すれ違う二人と、絵筆が紡ぐ、切なくも静かで、優しい心の物語。
483
猫神様が恋心預かります
旧題:猫神様の言うことにゃ、神頼みなんて役立たず
第7回ほっこり・じんわり大賞【優秀賞】受賞!
野良猫の溜まり場になっているとある神社――通称野良神社には、猫神様がいる。
その猫神様は恋の願いを叶え、失恋の痛みを取り去ってくださるという。
だが実際には、猫神様は自由奔放で「願いは自分で叶えろ」というてきとーな神様だった……。
ちっさくてもふもふの白い猫神様と、願いを叶えたい男女4人の恋物語。
※2024.6.29 連載開始
※2024.7.24 完結
484
金糸雀ーカナリアー
「小鳥遊びをしてみませんか」
そんな触れ込みの高級倶楽部【楽園】-エデンー。
西新宿のオフィス街の、とあるビル。
そこは現代の色街。
嬢達は、”声”だけで男達を魅了する。
声の嬢、”金糸雀ーカナリアー”に恋した男の運命は如何に。
485
からだにおいしい料理店・しんどふじ ~雨のち晴れときどき猫が降るでしょう~
人生を揺るがす事件というか事故が起こり死の淵を彷徨い奇跡的に回復し地元の町へ戻って来た淵沢裕。
そこで懐かしい人との再会が。
からだにおいしい料理店『しんどふじ』の店主の箕田安祐美だ。
童顔で中学生みたいだけど大人女子の安祐美と老け顔の裕。
この再会は意味があるのか。
裕の転換期となるのか。
食とはなんなのか。食べるって生きることに繋がる。
『雨のち晴れときどき猫が降るでしょう』
裕の人生はそんな人生に。
ライト文芸大賞エントリーしていますので、気に入ってくれたら投票お願いします。
(=^・^=)
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キルミー、ダーリン?
そして、少年と『少女』は出会いましたとさ。めでたしめでたし。これはそんなお話です。
機械都市、ミッドガルで何百年も戦争のためだけに生きてきた人類の落ちこぼれ、戦争嫌いの優の人生は、機械の少女、ヒメノとの出会いで一変する。
「ボクを殺して、ダーリン?」
かつて世界を滅ぼしたと言われる彼女は彼にそう告げた。
彼女は世界を憎む悪魔なのか、それとも人類を救う救世主なのか、あるいは――?
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せめて1話だけでも。orz
もしも、神さ、、、神に殺されたらあなたならどう思いますか?うれしい?悲しい?それとも、、、
〈神〉と名乗る子供ヤルダバオトによって変なところに飛ばされた刀祢(とうや)は、微妙な能力と個性豊かな仲間と共に、【神を殺しまわる】ために異世界を訪問することとなるが、神ってぶっちゃけ基本強い、てか勝てない。そんな時に刀祢の本当の能力は解放されなかったしそもそもそんなものはなかったが、策略、裏工作その他たくさんの要因が絡み合い勝ったり負けたりする新感覚、異世界×ヒューマンドラマ。
ツイッター(https://twitter.com/RARE35203796〉
※他サイト様〈小説家になろう様含む〉で同じ作品を投稿させていただいております。
※この物語は、バットエンドです。
※この物語はフィクションです。実在の個人・人物・団体・国家等とは一切関係ありません。
※また、法律や倫理に反する行為を行う描写がされる場合がありますが推奨する意図は一切ございません。仮にこの物語を読んで行った等言う輩は作者が「バカじゃね?」と一蹴します。ご了承ください。
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「虹色のなみだ」
長年連れ添った夫を見送った。
だけど、素直に泣けない日々。
「和彦さん。私のこと、愛していましたか?」
最後まで聞けなかった、その答えを求めて――。
◇ ◇ ◇ ◇
✨ライト文芸大賞に参加しています。
不器用な愛や痛みの物語です。涙の意味、大切な人への想い。
心に沁みるように書けたらいいなと、思っています。頑張ります。
投票・エール・感想・いいねなどが応援になります。
お話を気に入って頂けたら、よろしくお願いします。
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半額になる前に
★第9回ライト文芸大賞 「何気ない暮らしの景色賞」受賞作品★
大手スーパー本部で働いていた篠宮京子は、心をすり減らして退職し、地元のスーパー「マルヨシ成田台店」の惣菜売場で働き始める。
半額シールを貼る夜、売れ残る弁当、閉店候補に挙がる古びた店舗。
けれど売場に立つうちに、京子は気づいていく。
唐揚げを楽しみにする母子。
イートインで勉強する女子高生。
金曜日に塩サバ弁当を買う男性。
そして、かつて母が買ってくれた半額弁当の本当の意味。
半額になる前に誰かの今日を温めたい、その気持ちで京子は今日も働きます。
490
無償の愛
無償の愛を与えるのは親ではなく、子である。という書き込みを読んで着想しました。
491
それはそれはとても美しい青年の戯言でした。
私が担当する生徒の珀人くん、実は…。
492
動物看護士
動物看護士の一日を丁寧に描いた、ドキュメンタリー。
493
鬱転がし
サラリーマン人生に嫌気が差していた高遠は、冷やかしで試した黒魔術が成功してしまい、憂鬱気分を吸い出して実体化できるようになった。高遠はこの力で金稼ぎすることを決め、カウンセラーになった。
吸い出された利用者は一時良い気分になるが、悩みの根本は全く解決していないので、またすぐに憂鬱気分に悩まされる。利用者は鬱がきれいさっぱり消える快感を忘れられず、また吸い出してほしいと高遠の下に訪れる。そのため治療としてはよろしくないが、金稼ぎの上では好都合も好都合。鬱のマッチポンプでお金を巻き上げる日々。そんな彼の下には色々な悩みを抱えた客が訪れる。
誰にも寄り添わず、徒に相手の気分を弄ぶカウンセラーの日常ストーリー。
494
【短編】未完成ベイビー【現代/シリアス】
一作も完結できないクリエイターに贈る現代ファンタジー!人外を添えて
かつて絵本作家を目指していたアラサー女子の風間は、やりがいの無い仕事に辟易しつつ、変わりたいのに変われない日々を送っていた。
友達は仕事での出世したり結婚したりと、自分なりの人生を見つけて行く。対して自分の人生には何もない。
簡単に楽しい気持ちになれるものが、空から降って来ればいいのに。などと考えながらSNSを見ていると、見慣れない旅行会社の広告がタイムラインに表示された。
「本当の自分と出会う旅をしませんか?」
その文章に惹かれ、風間は旅行に申し込んだ。
するといきなり大男が部屋に現れた。大男は「獏」だった。
夢の世界を旅して、忘れていた自分を取り戻すストーリー。
495
The STELLA ― 星を支える者たち ―
突如現れた生命体「ステラ」は、巨大化し、星を喰らい、文明を崩壊へと導いた。
人類は新たな兵器で対抗するが、その力には残酷な代償があった。
それは、戦うほどに記憶を失っていくという副作用。
一人の兵士は、その代償を承知で戦場に立つ。
世界を救うために、自分自身を削りながら。
一方、かつて彼と同じ時間を生きた一人の女性は、英雄となった彼を、ただ一人、覚え続けていた。
忘れていく英雄と、忘れられなかった者の物語。
496
今日もこの、坂の途中で
二十八歳になったある日、凪沙の耳に親友・理央の訃報が飛び込んできた。
彼女の遺したカフェを継ぐと決めた凪沙は東京から故郷の瀬戸内へ戻り、試行錯誤の日々を始めるけれど……。
最悪な出会いをした税理士の久賀や猫のコハクに囲まれながら、少しずつ「何か」を見つける凪沙の、静かな日常物語。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
497
月の女神と夜の女王
北関東のとある地方都市に住む双子の姉妹の物語。
妹の月姫(ルナ)は父親が経営するコンビニでアルバイトしながら高校に通っていた。彼女は双子の姉に対する強いコンプレックスがあり、それを払拭することがどうしてもできなかった。あるとき、月姫(ルナ)はある兄妹と出会うのだが……。
姉の裏月(ヘカテー)は実家を飛び出してバンド活動に明け暮れていた。クセの強いバンドメンバー、クリスチャンの友人、退学した高校の悪友。そんな個性が強すぎる面々と絡んでいく。ある日彼女のバンド活動にも転機が訪れた……。
月姫(ルナ)と裏月(ヘカテー)の姉妹の物語が各章ごとに交錯し、ある結末へと向かう。
498
仮面夫婦の愛息子
ウェップ家の侯爵夫妻は誰もが羨むおしどり夫婦。しかし実態は、互いに暗殺を試みる仮面夫婦だった。
ある日、侯爵夫人の生誕パーティーで、夫、侯爵のエドウィン・ウェップが毒を飲んで倒れてしまった。
犯人は誰か。目的は何なのか。
それぞれの思いを各視点で語る中編小説。
※ミステリーカテにしておりますが、そこまでミステリー感はありません。ヒューマンドラマかな?書いてる私もカテゴリ迷子です。
499
鹿翅島‐しかばねじま‐
【アルファポリス第3回ホラー・ミステリー大賞奨励賞】
――金曜の朝、その島は日本ではなくなった。
いつもと変わらないはずの金曜日。
穏やかな夜明けを迎えたかに見えた彼らの街は、いたる所からあがる悲鳴に満たされた。
一瞬で、音も無く半径数キロメートルの小さな島『鹿翅島‐しかばねじま‐』へ広がった「何か」は、平和に暮らしていた街の人々を生ける屍に変えて行く。
隔離された環境で、あるものは戦い、あるものは逃げ惑う。
ゾンビアンソロジー。
※章ごとに独立した物語なので、どこからでも読めます。
※ホラーだけでなく、コメディやアクション、ヒューマンドラマなど様々なタイプの話が混在しています。
※各章の小見出しに、その章のタイプが表記されていますので、参考にしてください。
※由緒正しいジョージ・A・ロメロのゾンビです。
500
あなたと、「またね。」って言えたら。
「人との別れは人を強くする。」果たして、本当にそうでしょうか?
生ぬるい現実を突きつける、純文学。
デートの最中、突然に彼女が倒れた。
「あなたは、大切な人と別れたことがありますか?」
「そう、考えたことがありますか?」
人生において、いつかは考えなくてはならないテーマ、「人の死」。残酷で、凄惨な現実をあなたに。
501
【連作短編032】 AI弁護士 全16話 ―罪の前には、いつも理由があった―
相談室は、いつも白かった。
扉を開けると、まず猫が入ってくる。名はハル。次に、法律補助AI「レイ」。
薄型の端末とスピーカーだけの存在が、人間の話を聞く。横領、ハッキング、誹謗中傷、DV、虐待、パワーハラスメント――罪の形はさまざまでも、共通しているのは「そこに至るまでの時間」だ。
レイは裁かない。ただ聞く。〇・三秒の沈黙の意味を、記録に残せるかどうかは、わからないまま。
隅で丸くなっている猫だけが、時々、誰かの足元に寄っていく。
「AIは何を救えて、何を救えないか」を、説明せずに読者に委ねる連作短編集。1話完結、法廷劇というより「面談室の空気」を描くヒューマンドラマです。
502
俺にカレーを喰わせろ
俺にはこの世で好きなものが二つある。
“急な坂46”の彩季ちゃんとカレーライスだ。
先ほど、近所の食堂にカレーを喰いに行ったら、売り切れだったんだ。
だが、俺はあきらめない。今すぐカレーが食べたいからだ!
503
ロベリアが咲き乱れるお茶会へ
「ロベリアが咲き乱れるお茶会」への、
不気味な招待状が今年も届き参加をする。
しかしそこへ現れたのは、
「あの方の代わりとして参りました」
二人の少女が雲行き怪しい笑みを浮かべて立っていた。
手にする一通の手紙には、確かにその公爵令嬢がプライベートの中でもこの会でのみ使用する封蝋印が刻まれてある。
中にはただ一言だけ、「これが私の手土産よ」と書かれてあった。
果たしてその手土産として寄越された少女たちが語ることとは。
瑞々しく清純な、選ばれた女性しか参加することの出来ない、特別なお茶会で事件は起きた。
これは「エマ・ケリーの手紙」、赤いシクラメンの咲く場所は~花言葉と純白のレディー、の時間軸で書いております。
短編で御座います。
(エマ・ケリーの手紙もよろしくお願い申し上げます)
1/23 完結致しました!
504
灰に散り雨に溶ける
人工の空――フィルター――に覆われた国、エトビア。
そこで、仲の良い家族が暮らしていた。
父、レディンと母、二ネットは管理職のトップで、常に真剣に仕事と、また息子のフラウと向き合っていた。
だか、突然、何の変哲もない日常を壊す、大きな事件が起きてしまう。
505
眠り姫を救え
3年間眠り続けるナミコを、救え
506
コロモガエ
【大切なモノほど、捨てることに価値がある】
夫の転勤を機に、高層マンションへと引っ越した人気ブロガーの加奈子。
このマンションの四十五階以上には、小さな世界が広がっていた。
【大切なモノほど〝コロモガエ〟】
大切なモノほど、捨てることに価値がある――それが、この世界の常識だった。
まるでゲームのように行われるコロモガエ。大切なモノを捨てる度、心は擦り減り、代わりに世界の常識に順応していく。
追い詰められた加奈子が、最後に捨てたモノとは――?
507
蜉蝣
売れない小説家と売れない画家の話
過去と未来と、幻想と現実
この声が君に届くとき
過去の君は、何処にいる
未来の自分と、蜉蝣する
508
純文学が書きたいのに、気づいたら人気ラノベ作家になっていた件
純文学作家の最高峰、芥川賞を狙うラノベ作家さんのお話
予定される内容――、
芥川賞最年少女流作家から、「あなたのラノベのファンです」と言われて恋愛発展する――?
かいがいしく面倒みてくれる担当編集の女性と恋愛発展する――?
手がけているラノベがアニメ化する――?
純文学作家としてデビューする――?
そして芥川賞や直樹賞を狙う――?
そんな話を書く予定(連載中に変わるかもですが)
509
140字小説集
Twitterでアップしていた140字の短編集です。
気まぐれで連載中。
■恋愛系(悲恋も含む)・全22話
この恋が報われても、報われなくても、私の心はどうしようもない寂しさで震えてしまう。
■ギャグ系・全5話
君は何をしとるんだね。
■シリアス系・全23話
重くのしかかる現実から、逃れられない──。
※一部作品に直接的ではありませんが、殺人・自殺を匂わす表現があります。苦手な方はお控えください。
(該当する話には、タイトルの終わりに「※」を付けました)
■風刺系・全30話
あなたはこれを他人事だと笑い飛ばせるだろうか。
■ほのぼの系・全5話
この瞬間を、誰よりも深く、愛してる。
■ホラー系・全3話
ほら、ご覧よ。恐怖に引きずり込む手が見えるだろう?
※直接的ではないですが、全話に死・殺人を匂わす表現あり。苦手な方はお控えください。
■ラブコメ系・全5話
ふざけんな。この後、あんたとどんな顔で会えばいいんだよ。
【2022.09.09 現在】ジャンル分けしてみました。
【2023.10.11 現在】改稿しました。
510
君が奏でる部屋
これは、君に伝えたくて残している。
幼なじみで、生徒だった彼女の本心を、僕は長い間知らなかった。
聞きたくても聞けない。
伝えたくても伝えられなかった、幼い頃からの想い。
彼女が産まれた時から、僕は彼女のそばにいた。
初めて歌った曲、初めて聴かせた曲。そして、成長した彼女がコンクールの舞台に立ち、僕が望んだ結果になった。
夢を叶えた僕は、今度は彼女の夢を叶えることにした。
それは、僕が想像していなかった夢だった。
やがて僕達は、先生と生徒ではなく、恋人としての関係を築いていく。
彼女はおとなしくても、人形ではない。
家族や友人との関わりを通して、人として、そして音楽家として少しずつ成長していく。
言葉にならないものを抱えたまま、それでも誰かを信じようとする。
ピアノを弾き続ける日々の中で、僕達は音楽と愛に向き合っていく。
芸術を追究する幸せと、その道にある苦悩。
ピアニストを目指す日常と、音楽と愛を綴った物語。
511
嘘はついてない(エイプリルフールSS)
今はもういない君へ
※挿絵、表紙は着せ替えアプリのピュアニスタで作成しました。
512
ライオンガール
「なあレオポルド、君の心臓を僕にくれないか?」
火の輪をくぐるライオンのように、強く勇敢であれたらーー。
アヴリルは、どこにでもいる普通の女の子だった。少し違うところがあるとしたら、ボーイフレンドが絶えないこと。好きでもない相手と付き合ってばかりで、心から愛する人には出会えない。
シドニーで暮らしていた彼女は両親の離婚により、南米アルゼンチンのブエノスアイレスに引っ越す。だがそこで待っていたのは、一人の女からの嫉妬による陰湿ないじめだった。
そんなある日、彼女はある理由からネロという青年に化けて、引きこもりの伯父ケニーとともにアルゼンチン最大のスラムであるバラックエリアに足を踏み入れ、銃撃戦に巻き込まれる。
命からがら逃げた二人が乗り込んだのは、イギリスから来たサーカス団『ミルキーウェイ・トレインサーカス』が移動に使うためのサーカス列車だった。
サーカスの最終公演地が大切な友人であるオーロラが引っ越したロンドンと聞き、アヴリルはネロの姿のままで旅に同行することに決める。
動物の世話や雑用をするという条件でロンドンまで乗せてもらうことになるものの、クラウンを演じることになり、冷酷で非道な団長の下練習が始まる。
喜びや痛みを分かち合える仲間たちと出会い友情を育む中で、アヴリルの中にこれまでとは違う感情が生まれ始める。
※作中に出てくるパフォーマンスは宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』プリシオン海岸のクルミ発掘の場面をモチーフにしていますが、実際の内容とはかけ離れた寸劇になっていることをご了承ください。
※参考文献は最終ページに記載しています。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体などとは一切関係ありません。
513
誤変換マダムは出奔中〜余命一年半ですって?神官長なんてやってられないわ!やりたい事全部やりますの。待ってなさい、まだ見ぬ推し!〜
【余命一年半? 療養? ムリムリムリ!! やりたい事全部やってから逝ってやります!!】
不治の病を宣告された高潔なる神官長エルダは、静かに余生を……過ごすどころか、前世の記憶を覚醒させてブチ切れた。
大神殿の宝物庫から100年眠る聖遺物(スマホと電動自転車)を持ち出し、〈縮小〉を〈祝勝〉と誤変換して生み出したド派手なデコチャリで闇夜に逃亡!
病の副作用でなぜか「絶世の美貌」へと若返っていく体を手に入れ、イケメンの『推し』をプロデュースする最高の終活旅をスタートさせる。
しかし、マダム特有のカサカサ指が引き起こす――誤変換テロ――によって、意図せぬ規格外のバグ魔法が連発!
(※なお、襲ってきた盗賊たちは泣きながら特産品の塩を作らされる模様)
胃薬を手放せない若き司祭長ジュリアスを置き去りに、柔らか団子で釣ったもふもふ達と籠に揺られ、誤変換マダムは今日も異世界を爆走中!
※本作品はAIアシスタントをプロット整理等の壁打ち文章の校正として活用しています。本文・世界観、台詞はすべて作者オリジナルのものです。
514
死後の世界でおめでとう!「月下の鬼籍」
新井拓真(享年20歳)は、死後の世界の地獄の門で、人間に生まれ変わると宣告を受けた。手続きのために手渡された鬼籍を、偶然出会った宮田涼香
(享年19歳)と交換して読み比べることに。つまらない人生だったと思っていた拓真は、涙を流して読みふける涼香に、驚きを隠せなかった…… そしてたまたま居合わせた鬼たちも加わって……
515
凪の始まり
佐藤健太郎28歳。場末の風俗店の店長をしている。そんな俺の前に16年前の小学校6年生の時の担任だった満島先生が訪ねてやってきた。
俺はその前の5年生の暮れから学校に行っていなかった。不登校っていう括りだ。
先生は、今年で定年になる。
教師人生、唯一の心残りだという俺の不登校の1年を今の俺が登校することで、後悔が無くなるらしい。そして、もう一度、やり直そうと誘ってくれた。
当時の俺は、毎日、家に宿題を届けてくれていた先生の気持ちなど、考えてもいなかったのだと思う。
でも、あれから16年、俺は手を差し伸べてくれる人がいることが、どれほど、ありがたいかを知っている。
16年たった大人の俺は、そうしてやり直しの小学校6年生をすることになった。
こうして動き出した俺の人生は、新しい世界に飛び込んだことで、別の分かれ道を自ら作り出し、歩き出したのだと思う。
今にして思えば……
さあ、良かったら、俺の動き出した人生の話に付き合ってもらえないだろうか?
長編、1年間連載。
516
隣の席の老奥様〜「可愛い絵の御本をよんでいるのね。」漫画をご存知ない老奥様と私の電車時間
電車に座って漫画を読んでいた私に話しかけてきた老奥様は、漫画を知らなかった。
老奥様と私は、各々の目的地まで電車に乗る。
昼のゆったりした移動時間。
転職して実家を出て、待望の一人暮らしを始めた私は、好きな漫画を繰り返し読むのが好き。
漫画を知らない上品な老奥様が私に声をかけたのは?
電車の中で生まれた袖すり合うも他生の縁。
主人公:葵(あおい)。会社員。恋に飛び込む前にブレーキを自分でかける。現実の恋には無縁だと思って生きている。漫画好きな自活系女子。
御曹司:清雅(せいが)。袖振り合うも多生の縁から葵と知り合う。葵と同年代の思いやり男子。包容力あり。
恋愛は物語で読むものと割り切っている葵。
周りにいなかったタイプの葵と距離を縮めようとするも、葵に意図を気付かれない御曹司。
517
フラックスの咲く丘
先生から遺志を受け継いだ、僕とじいちゃんの旅
主人公の賢治は、祖父に誘われ旅に出る。道中で語られるのは、戦後日本で医療に尽力した外国人医師メアリー先生と、祖母の奈津の思い出。献身的に患者を支え続けた先生は、自らの命を捧げながらも、未来の命を託して逝った。旅の終着点にたどり着いた賢治が見たのは、先生の眠る丘に咲き誇る青いフラックスの花。その花言葉「感謝」に心を動かされ、賢治は祖父母の意志を受け継ぐ決意をする。
518
おむらいす行進曲(マーチ)
今年もまた夏がやってきた。
そう言えば小学生の頃は毎年祖父母の家へと泊りがけで遊びに行っていたなと思い出す。
あれをやった、これをやった……いろんな思い出が浮かんでくるが一番は「オムライス」のこと。
洋食を作るのが苦手な祖母が、いつも和食が苦手な僕の為に一生懸命作ってくれる料理。
だけどあの日は祖父との初デートの時の思い出話を祖母から聞いて……。
519
★【完結】盆帰り(作品230523)
入院生活で出会った、幼い頃の自分との幻想。
520
出口のない世界でー殺人鬼達の告白ー著者:???
「救いの無い世界を作ったのは貴方達」
実際にあった事件を基にした、ある事をした者達が自ら語る人生とその顛末を聞く人間の怖さを描いたほぼフィクションホラーフリーゲーム「出口のない世界で」シリーズの小説版。
家も学校も居場所の無い少女、誰よりも注目されたい主婦、隣人に依存し始める少年……愛を知らず、愛を求めた者達。
幸せだった筈の男性、幸せの意味を求めた女性、幸せを守ろうとした青年……幸せを求め、転落した者達。
その者達の辿る運命は。
彼らに話を聞いてみよう。その為にここに来たのだ。
貴方が本当に全ての人を受け入れられるのならば。
誰も傷つけていないと思うのならば。誰かに寄り添えると思うのならば。
全てを知った後、あなたはそれでも誰かを傷つけますか?