ブロマンス小説一覧
貧困街生まれのヒスイは犯罪で日銭を稼ぐ日々。ある日スリの帰りに出会った少年に奇妙な頼まれごとをされる。
家に帰ると少年を追っていたトーカという男が現れ、ヒスイに希望のない日々から抜け出すチャンスを与える。
少年は世界を崩壊から救うために教会が育てた生贄であり、少年に関わったヒスイは教会に対する最高の切り札になるのだとトーカは言う。
仲間から優しさや温かさを学び、トーカに連れられ人間の残酷さも学んだヒスイ。自分が手にした力に戸惑いながらも、人々を救うためにその力を使っていく。
この作品は「49」という作品の続編です。
前作を読まなくてもわかるようにはなっています。
文字数 77,706
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.11
芸術大学の大学院で音楽を学ぶ三喜雄(みきお)は、声楽専攻科の杉本(すぎもと)教授から突如呼び出されて、他の音楽大学の辻井(つじい)教授の研究を手伝うよう命じられる。辻井は音楽教育と音楽療法の研究をしており、三喜雄が依頼されたのは、老人ホームのクリスマスコンサートで歌うことだった。三喜雄は新曲への興味から、演奏時間10分の「恋するくじら」を、2ヶ月半で仕上げることを了承する。
初練習の日、三喜雄は共演者である篠原(しのはら)が、高校時代に懇意にしていた後輩・高崎(たかさき)に似ていることに驚き、軽く動揺する。篠原は美声の持ち主だがその歌にはやる気が見えず、頭に来た三喜雄は、歌が終わるなり篠原と衝突してしまい――。
『あいみるのときはなかろう』『彼はオタサーの姫』のバリトン歌手・片山三喜雄の、大学院1年目のアナザーストーリー。BL要素はありません。両作品未読でも、お楽しみいただけます。
文字数 13,246
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.24
両親を魔獣に殺され、孤児となったルディは、同じく孤児となった幼馴染のクルトとともに近隣の街の魔導士養成所へと引き取られた。クルトとバディを組み、日々訓練へと取り組んでいたルディは、15歳の若さで正式な魔導士となる。同僚や先輩の魔導士たち、後輩の魔導士見習いと楽しく日々を送っていたルディだったが、知らない魔導士に押し付けられた魔導書の封印を解いたことから、思わぬ過去が明らかになるのだった。
新人魔導士ルディとクルトの、ほのぼの、時々刺激的な日常系ファンタジー小説です。
なろう、カクヨムにも投稿しています。
文字数 26,467
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.27
危険地帯の山の中。数少ない安全エリアで宿を営む赤犬族の犬耳幼子は、吹雪の中で白い青年を拾う。それは滅んだはずの種族「人族」で。
しっかり者のわんことあまり役に立たない青年。それでも青年は幼子の孤独をゆるやかに埋めてくれた。
異なる種族同士の、共同生活。
※本作はちいさい子と青年のほんのりストーリが軸なので、過激な描写は控えています。バトルシーンが多めなので(矛盾)怪我をしている描写もあります。苦手な方はご注意ください。
文字数 812,430
最終更新日 2024.05.03
登録日 2023.06.30
【完結まで毎日更新予定】
とある地方都市の盗賊ギルドに所属する少年と商人ギルドに所属する少年。
ふたりの出会いは偶然か必然か――
境遇も立場も対照的だが、誰かを想う心はどちらも強い。だからこそ、彼らは惹かれ合っていくのかもしれない。
そしてひょんなことから命を狙われる事件に巻き込まれ、彼らの運命が大きく動き出す!
◆
幼いころに盗賊ギルドに拾われたバラッタは十七歳となり、ギルド内では若手の有望株として期待されるようになっていた。
そんなある日、彼は幼馴染みのルナと共に食事へ出かけた際、暗殺者に命を狙われている商人・ビッテルを成り行きで助けることとなる。
ビッテルも年齢は十七歳。そしてこの出来事をきっかけに、彼はバラッタに好意的に接するようになる。
だが、バラッタはかつて奴隷として自分が商人に売られた経験から、商人という職業の人間を一律に毛嫌いしている。
そのため、バラッタはビッテルに対しても良い感情を持たず、しかも汚い商売に手を染めているはずだと確信し、その証拠を掴もうと画策する……。
文字数 16,499
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.25
バラは赤い、スミレは青い、お砂糖は甘い、そうして君も……。
一九六三年ミズーリ。代々トウモロコシ農家を営むベンの住む田舎町へやって来たハンナは、初対面でズケズケものを言う嫌味な女だった。母親を亡くし、フィラデルフィアでの美術教師の職を辞めてきたという。ベンたちのさぼり場である湖の景観の美しさに心を奪われたハンナは、そこをアトリエ代わりに通うようになる……。(★R15指定)
愛と友情の物語です。
戦地が描かれるのは四章からとなります。
・全体を二部構成として捉えています。
第一部:一章~三章まで、ミズーリ編
第二部:四章以降 、ベトナム編~現在
・第一部では、とうもろこし農家で日々鬱屈した日常をすごすベンの、ハンナとの出会いにおける心の変化を追い、第二部では戦地に身を置く中で、守るべきものを失っていくことに対するベンの葛藤を描きます。
・戦地でベンが決定的に何かを失う瞬間のシーンとしては、四章『少年兵のリボン』『ドッグタグ』を、
戦争の実情、心をえぐるシーンのピークとしては、四章の『内通する村』『シンローイ』をあげます。
・別作品『ベイビーちゃん』(Kindle発売中)にてベンの将来が描かれています。
よろしくお願いいたします。
文字数 71,489
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.03
性別を隠して女性向けのロマンス小説を書いている作家の僕、佐藤(さとう)楓(かえで)は、小さい頃からひとではないものが見える。
ひとではないものを恐れながら生きてきた僕だが、三歳のときに保育園の同じクラスの不動寺(ふどうじ)寛(ゆたか)と出会う。
寛は見ることも感じることもないが、殴ることでひとではない悪意あるものを祓える体質だった。
そのうちにタロットカードを使って僕は自分の守護獣と話をするようになる。
見えるだけの作家と、祓えるが見えない幼馴染のほのぼの日常物語。
参考文献:『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』著者:LUA(日本文芸社)
文字数 12,840
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.13
【突然失踪した兄は魔王になっていた!?】
セプタン王国第二王子テセウスは腹違いの兄のことが大好きだった。しかし、兄は突然失踪。数年後、兄が魔王になったことをテセウスは知る。
あの兄が本当に残虐なことをしているのか?
なぜ兄は魔王になったのか?
大好きな兄を僕が倒さなきゃいけないのか?
※ブロマンス要素あり
◇……弟(テセウス)視点
◆……兄(ルーク)視点
文字数 6,731
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.29
優しい友情のお話にしたいと思っていますが苦手な方もいるとおもうのでBLタグを付けています。
初投稿なので更新は遅いと思います。
なんでも許せる方向けです
文字数 5,070
最終更新日 2024.05.01
登録日 2024.04.17
月の名を持つ有沢優月は東北の出身だ。彼の住む田舎に伝わる因習は、優月を蝕み呪いをかけていた。
月に住む神に神子として贄を捧げなければならず、神子は神を降ろした男と結婚しなければならない。優月は神子としての運命を背負わされた家に生まれ、使命をまっとうしなければならなかった。
逃げるように東北を去り、優月は京都の大学へ進んだ。そこで出会ったのは、骨董商を名乗るリュカだった。
異国の人でありながら日本語は完璧で、骨董の知識も豊富。人当たりもよく、けれど自分の話はほとんどしないミステリアスな男だった。
リュカに誘われるまま骨董屋で働くことになった。彼は「日本で探しているものがある」と言う。自分の運命の期限が迫る中、優月は何かと助けてくれる彼の力になろうと心に決めた──。
文字数 73,589
最終更新日 2024.04.28
登録日 2023.12.05
琉生は放課後に偶然立ち寄った図書室で本が大好きな中野瞬と出会う。放課後に毎日会うようになり、お互い気になりはじめて・・・。
文字数 3,576
最終更新日 2024.04.19
登録日 2024.03.01
――2年ぶりにばあちゃんに会いに行ったら、「たっちゃんさん」が居た。
高校を中退し暇を持て余していた、編み物好きの美少年・レオ。
祖母がオープンするニットカフェのスタッフとして、久しぶりに祖母に会いに行くと、
そこには、全身にタトゥーの入った長身朗らか成人男性「たっちゃんさん」が居た。
レオが引くほどに明るく親切なたっちゃんさんは、レオが「ある理由」で諦めていた、
カラフルな編み込みのニット「フェアアイル」を一緒に編もう、と提案する。
レオもまたたっちゃんさんの仕事にコミットし、二人は不思議なバディ関係になっていく。
二人は、フェアアイルを完成させたら、フェアアイル発祥の地「フェア島」に行こう、と約束する。
互いに、フェア島に行きたい本当の理由を隠しながら、ニットは少しずつ編み進められていく―
文字数 38,207
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.18
幼なじみの砂田葵(すなだあおい)と嶋野拓海(しまのたくみ)は母親同士が親友で生まれた時からずっと一緒だった。葵は拓海に対して恋心とは気づかず特別な想いを抱いていた。
中学、高校とおなじ学校でバッテリーを組んで野球を謳歌した二人だったが、高校三年の夏の終わり『自分の将来』への選択を迫られる。
互いに友情とも愛情とも違う名前のつけられない『特別』な関係の二人は、悩み、葛藤しながらもそれぞれの未来に向かってそれぞれの選択を模索していく。
──互いの未来の延長線上に互いの存在があることを強く願いながら……
※青春ブロマンスをテーマにしています。
文字数 14,646
最終更新日 2024.04.15
登録日 2024.04.13
小説投稿サイトの大好きな作者とSNSで繋がってしまったAと、Aを天才だと確信しているB。秀才と天才のお話で、ブロマンスです。※実在の投稿サイトやSNSとは関係がありません。
文字数 10,308
最終更新日 2024.04.04
登録日 2024.04.04
谷中の用心棒 萩尾大楽
レンタル有り旧題:それは、欲望という名の海
☆第6回歴史時代小説大賞 特別賞受賞☆
玄界灘。
この黒い潮流は、多くの夢や欲望を呑み込んできた。
人の命でさえも――。
九州は筑前の斯摩藩を出奔し江戸谷中で用心棒を務める萩尾大楽は、家督を譲った弟・主計が藩の機密を盗み出して脱藩したと知らされる。大楽は脱藩の裏に政争の臭いを嗅ぎつけるのだが――。
賄賂、恐喝、強奪、監禁、暴力、拷問、裏切り、殺人――。
開国の足音が聞こえつつある田沼時代の玄界灘を舞台に、禁じられた利を巡って繰り広げられる死闘を描く、アーバンでクールな時代小説!
美しくも糞ったれた、江戸の犯罪世界をご堪能あれ!
文字数 384,064
最終更新日 2024.03.28
登録日 2020.04.01
祖母の葬式で、弟が祖母の肉を食べた。
祖母は『好きな人が出来たら、私の肉を食べると良いよ』と話していた。
その翌日、弟は歩けなくなった。
生前、祖母はこうとも話していた――『でも生はいけないよ。ちゃんと焼いて食べないとね。私は本当は人魚なんだよ』と。
車椅子となった弟の樹を助けるために、姉の泉は治療法を探す。
その途中で二人の先生と出会う。真面目な佐伯と、掴み所が無い森谷。
先生達は「原因は寄生虫ではないか」と話す。
樹のように歩けない患者が他にも居るらしく、先生達はその原因を探っていた。
先生達が知る患者の一人は、真空パックで送られてきた何かの肉を食べたらしい。
泉達は先生達と協力して、祖母が話した『人魚』について調べていく。
そして祖母がかつて住んでいた集落を訪ねる。
その集落で、人魚の血筋にあたる姉妹と出会う。
姉の渚は「私と結婚して、生まれた人魚の赤ん坊の肉を食べれば治る」と話す。
文字数 85,601
最終更新日 2024.03.27
登録日 2023.12.27
ネット上でまことしやかに語られる都市伝説がある。
夜明け前の一際暗い時分。黒く分厚い服を纏った集団が人知れず、国家規模の危機から国民を守るため、命を懸けて【怪異】と戦っているという。
彼らの正体は国家機密組織『丹電子障害警衛委員会』。
国が隠し通す脅威の伝染病『丹電子障害』に侵され “生きた屍” を狩る能力を持つ者たち。
夜な夜な、徘徊し無差別に人に襲いかかる “ゾンビ” を殲滅する方法はただ一つ。
【遺伝子】が定めた相棒と【共鳴】し、殺戮するのみ。
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父に次いで母も亡くし天涯孤独となった高校生、暁星 一也(あけぼし かずや)。
突如目の前に現れた怪しい男に「君には人類を救う力がある」と聞かされ、彼は国家機密組織に入会する事を決意する。
戸籍を捨て、着の身着のまま入会した一也を待っていたのは3人の機密組織員。
「遺伝子が定めた相棒」として充てがわれた、童顔の防衛士官、瀧源 シュン(たきもと しゅん)。
顔に蝶の刺青を入れた花色の長髪の好青年、和泉 魁(いずみ かい)。
ポーカーフェイスの天才研究員、傳 琉央(つとう るお)。
彼らとの邂逅も束の間、一也は陰謀と運命の渦に巻き込まれていく——
「オレはあんたから逃げないよ。それが例え、運命に逆らう事だとしても」
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『遺伝子が定めた相棒と共鳴せよ』
TSUKINAMI project 第一弾 グランドホテル方式
オリジナルキャラクタープロジェクト
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▼キャラクター設定
https://tsukinami-project.com/project/character/index.html#karasu
▼TSUKINAMI project【公式HP】
https://tsukinami-project.com/project/
文字数 219,315
最終更新日 2024.03.26
登録日 2024.01.24
社会生活に疲れて早期リタイアした元社畜は、亡き祖父から譲り受けた一軒家に引っ越した。
その新生活一日目、自宅の前に現れたのは足の引きちぎれた自称・帝国の騎士団長だった……!え、この人俺が面倒見るんですか?
女装趣味のギリギリFIREおじさん×ガチムチ元騎士団長、になるはず。
文字数 16,136
最終更新日 2024.03.25
登録日 2024.02.24
かつて人と異形は共存していた。されど、世界大戦終結後にほとんどの異形が日本へ渡ることを禁じられて、はや何十年が過ぎた。妖狐の父と人間の母との間に生まれた青年・ヒカルは差別に苦しみながらも、一人前の祓除官(ふつじょかん)を目指してひたすら努力を重ねるだけの淡白な学校生活を送っていた。祓除官とは陰陽師とともに異形を祓う者。そして異界・月本(つきもと)に行ける可能性がある数少ない職業でもあった。全ては父に会うため。月本に行くため。ヒカルは誰よりも優秀で強くあろうとした。ところが二年生になって、変人・ルカミヤが編入生としてやって来ると、全てが狂った。一番の優等生の座をあっさりと奪われてしまったのだ。彼は大して努力しているわけでもない上に、みんなからも好かれるとにかく気に食わないやつだった。それでも強引で馴れ馴れしいルカミヤと関わっていくうちに、最初は敵視していたヒカルもだんだんと心を開いていき、次第に友情を育んでいく。卒業まであと一年、彼らを待ち受ける未来とは。(※不定期更新)
文字数 7,045
最終更新日 2024.03.13
登録日 2024.02.07
弟を亡くした男、サカド。
姉の恩人を探す少年、ナズ。
心を閉ざして生きていたサカドは、ナズの旅に同行することで弟の死を受け入れ始める。
一方のナズも、旅の理由は他にあるようで……
死と向き合う2人が過ごした49日間の物語
「10」という続編を連載中です。
文字数 22,910
最終更新日 2024.03.10
登録日 2024.03.10
※話を増やしました
子供の頃、山で滑落をした幼馴染同士の虹雨と由貴。
助けてもらった天狗様に助ける代わりに授けられた霊能力。それを使って地域の霊たちの治安を守り二人は地元では一躍人気に。
そんな二人は社会人になって再会。
霊能力を駆使して現代社会の闇と立ち向かう!
虹雨(こう)
霊視、除霊能力、軽い攻撃はできる。
見た目は黒ずくめのスーツにサングラスだがあくまでも見た目だけで普段はスウェット姿。
短気でキレやすいが気さくで人懐っこい。
由貴(ゆき)
霊視、霊を引きつける能力あり。
体が大きい割には気が小さく、おとなしいが除霊とビデオ撮影、編集となるとテンションが異常に高くなる。
天狗様
体と鼻がやけに大きいが容姿は天狗でなくて人間。甘いものが大好き。倉田には弱い。
しかし暴れるとまた一つ吹き飛ぶとかないとか。
倉田
天狗様が住む山の麓にある神社の僧侶でもあり、冠婚葬祭グループ会社社長。
190の大きな図体ですらっとしているが、昔とは違う?
天狗様の御付きのものだが、ほぼ保護者。
真津美帆子
真津探偵事務所所長。人妻。
天狗様が依頼した事件を2人に斡旋する。
虹雨を可愛がる。
息子は少し前まで幽霊が見えた。
茜部刑事
探偵事務所と警察のパイプがわりの刑事。
子供が5人もいる。
また機動隊で体型が良いがこれまたへこへこして残念な扱いを受ける。
文字数 103,362
最終更新日 2024.03.07
登録日 2022.02.04
売れない小説家の花園紡は、あるきっかけで憧れの小説家如月桃李に自分の小説が絶賛される。手紙でのやり取りをするうちにお互い恋をしていくが・・・。
文字数 4,521
最終更新日 2024.02.08
登録日 2024.02.04
この世界は神の王ルミナスによって創造された。
ルミナスは生命を誕生させる上で四つの季節を創った。
その四つの季節の名は春、夏、秋、冬。
春、命が宿る季節。
夏、命が育っていく季節。
秋、命が最も輝く季節。
冬、命が眠りにつく季節。
四つの季節を作ることで生命をより豊かにすることにしたルミナス。
あらゆる命を守るためにルミナスは四季の神を誕生させた。
四季の神とはルミナスから四季の力を与えられた四人の神のことをさす。
四季の神は自らが宿す季節を迎えるとき人間界に降り季節を呼び起こし次の季節が来るまで約九十日間人間界で過ごす。
それがルミナスから与えられた使命。
いま一神の神、夏の王ゼインが夏の季節を呼び起こすために人間界に降りたつ。
何百年もの間自らの城で次の季節が来るのを待っていたが、今年は何を思ったのか城からでて人間の街に赴くことにしたゼイン。
そこで一人の青年アレンと出会う。
偶然か運命の悪戯かその出会いが二人の人生を大きく変えた。
身分も性別も超えた二人の純愛物語。
文字数 106,325
最終更新日 2024.02.03
登録日 2023.10.27
とある街にある裏社会の何でも屋『友幸商事』
暗殺から組織の壊滅まで、あなたのご依頼叶えます。
リーダーというよりオカン気質の“幸介”
まったり口調で落ち着いた“友弥”
やかましさNO.1でも仕事は確実な“ヨウ”
マイペースな遊び人の問題児“涼”
笑いあり、熱い絆あり、時に喧嘩ありの賑やか四人組。
さらに癖のある街の住人達も続々登場!
個性的な仲間と織り成す裏社会アクションエンターテイメント!
毎週 水 日の17:00更新
illustration:匡(たすく)さん
Twitter:@sakuxptx0116
文字数 221,683
最終更新日 2024.01.28
登録日 2022.07.30
19世紀末、大英帝国・首都ロンドン。
伯爵家の次男であるエドワード・マイヤーは、ロンドン市内で勤務する大学教授。彼がいつものように大学へ向かっていると、雨の中こうもり傘をさして歩く東洋人の男を目撃する。
男の名は、夏目総十郎(なつめ・そうじゅうろう)。彼は法律学を学ぶため日本から渡英した留学生で、エドワードの教え子となる人物である。
大学では教授と生徒の間柄の2人だが、同い年という偶然も相まって、少しずつ絆を深めていく。
第1部 ロンドンの切り裂き魔(第1幕~第3幕)
夜中に女性が何者かに殺害され、翌朝の新聞で大きく取り上げられる。ロンドン市内では連続殺人事件が発生しており、人々の多くは関心を持っていた。
エドワードはその日の夜、パブへ寄った帰り道に新たな事件の現場を目撃する。
現場へ急行したロンドン警視庁の警官たちは、巷を騒がせている連続殺人事件と同一犯によるものと考えていたが、依然その足取りを掴むことが出来ずに悩まされていた。
そこで、エドワードの動体視力の良さや推理力に目をつけた警察は、彼に捜査の協力を依頼することにした。悩みながらもこれを受け入れたエドワードは、夏目とともに事件を解決に導こうと奔走する。
第2部 受け継がれし野望(第4幕~第5幕)
ロンドン市内で発生した連続殺人事件から約3か月、王室より舞踏会の招待状が届いた。
時期を同じくして、レッド・ダイヤモンドの盗難事件が発生する。事件のあった宝石店から続く穴を頼りに捜査に乗り出す警察。
その日の夜、ロンドン警視庁の警部と首相がマイヤー家を訪れた。レッド・ダイヤモンドの奪還と、舞踏会を滞りなく終わらせられるよう、エドワードに依頼する。
エドワードは、連続殺人事件との関連も視野に入れ、夏目とともに再び捜査に協力することにした。
文字数 123,096
最終更新日 2024.01.24
登録日 2023.12.20
瀬々市愛、二十六才。「宵の三番地」という名前の探し物屋で、店長代理を務める青年。
右目に濁った翡翠色の瞳を持つ彼は、物に宿る化身が見える不思議な力を持っている。
御木立多田羅、二十六才。人気歌舞伎役者、八矢宗玉を弟に持つ、普通の青年。
愛とは幼馴染みで、会って間もない頃は愛の事を女の子と勘違いしてプロポーズした事も。大人になって再会し、現在は「宵の三番地」の店員、愛のお世話係として共同生活をしている。
多々羅は、常に弟の名前がついて回る事にコンプレックスを感じていた。歌舞伎界のプリンスの兄、そう呼ばれる事が苦痛だった。
愛の店で働き始めたのは、愛の祖父や姉の存在もあるが、ここでなら、自分は多々羅として必要としてくれると思ったからだ。
愛が男だと分かってからも、子供の頃は毎日のように一緒にいた仲だ。あの楽しかった日々を思い浮かべていた多々羅だが、愛は随分と変わってしまった。
依頼人以外は無愛想で、楽しく笑って過ごした日々が嘘のように可愛くない。一人で生活出来る能力もないくせに、ことあるごとに店を辞めさせようとする、距離をとろうとする。
それは、物の化身と対峙するこの仕事が危険だからであり、愛には大事な人を傷つけた過去があったからだった。
だから一人で良いと言う愛を、多々羅は許す事が出来なかった。どんなに恐れられようとも、愛の瞳は美しく、血が繋がらなくても、愛は家族に愛されている事を多々羅は知っている。
「宵の三番地」で共に過ごす化身の用心棒達、持ち主を思うネックレス、隠された結婚指輪、黒い影を纏う禍つもの、禍つものになりかけたつくも神。
瀬々市の家族、時の喫茶店、恋する高校生、オルゴールの少女、零番地の壮夜。
物の化身の思いを聞き、物達の思いに寄り添いながら、思い悩み繰り返し、それでも何度も愛の手を引く多々羅に、愛はやがて自分の過去と向き合う決意をする。
そんな、物の化身が見える青年達の、探し物屋で起こる日々のお話です。現代のファンタジーです。
文字数 223,410
最終更新日 2024.01.21
登録日 2023.12.31
食をテーマにした短編集。
現代は現代ですが、ややファンタジー、ミステリー風味のお話もあります。
タグは短編を追加するごとに増やします。
◇これらは別サイトにて、別名義で書いた作品です。
◇とりあえず四作品アップします。また何か書いたら載せにきたいと思います。
【1】
『いつかの食卓』
ひっそり付き合っていた恋人が死んだ。彼はいつも、俺の作った料理を美味そうに食べてくれていたものだった。今日も彼の顔を思い出しながら食事を作り、作りすぎたものを捨てきれずにお隣さんにお裾分けをする。すると、隣に住む老人と幼い少年は、俺に妙な提案をしてきて——……
【2】
『相席する幽霊』
家に帰ると、イケメンの幽霊がいる。
幽霊に見守られながらコンビニ飯を食べる、とあるサラリーマンの夕食風景。
【3】
『前世の記憶と父の弁当』
特攻隊員として若い命を散らした前世を突然思い出した、中学生の大知。
片親である父の作る不器用な食事に飽き、茶色い弁当を恥ずかしく思っていたが……。
【4】
『ラー友よ永遠に』
近所のラーメン屋でいつも顔を合わせる人々と私。クソみたいな男にフラれたあとでも、ここのラーメンはすこぶる美味い。
文字数 7,791
最終更新日 2024.01.19
登録日 2024.01.18