文芸 小説一覧
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1
『怪異短編集』
古来、日本人は、山や谷、川や池、雪深い道など人の暮らしの片隅に、得体の知れないものが潜んでいると感じていました。
恐ろしくもあり、美しくもあり、ときには間が抜けていたり人間臭くもある怪異たち。
古くから伝わる妖怪や土地の怪異をもとに、人と異形のものがふと出逢うひとときを描いた短編集。
扉絵と挿絵は自作の手描き絵です。
2
エミルウ ~屋根裏部屋の刺繍姫~
没落貴族の令嬢・エミルウは、男爵家の屋根裏部屋で『飼われていた』。
男爵令嬢の『代作屋』として刺繍を縫い続ける日々。
作品を、名前を、人生を奪われてきた彼女の才能を見出したのは、移民街の青年実業家だった。
「この令嬢を、金貨500枚で買おう」
伝説のタペストリー。破かれたドレス。エミルウの刺繍は、人びとの、そして帝国の運命さえも縫い変えていく。
少女の『針と糸』、青年の『商才』。二人の『世界への反逆』が、今、始まる。
テンプレなし・人間関係重視の異世界恋愛冒険ロマン。
マイノリティをエンパワーするエンターテインメントです。
※本作は『小説家になろう』『カクヨム』『TALES』にも投稿しています。
3
俺の名前を呼んでくれたのは、君くらいなものだった
小説家の私のもとに届く、とあるその「手紙」についての物語。/中年小説家である柳生のもとに、返事も出していないのにずっと送られ続けている手紙。送り主は10年前に離婚した元妻と娘からで……だが、8年前に2人は他界していた。
/あんなにも文学作品を書き続けていたのに、熱が冷めてしまったかのようにぱたりと新作を執筆できないままでいる柳生は――
※「小説家になろう」「カクヨム」等にも掲載しています。
4
「蒼緋蔵家の番犬 1~エージェントナンバーフォー~」
雪弥は、自身も知らない「蒼緋蔵家」の特殊性により、驚異的な戦闘能力を持っていた。正妻の子ではない彼は家族とは距離を置き、国家特殊機動部隊総本部のエージェント【ナンバー4】として活動している。
彼はある日「高校三年生として」学園への潜入調査を命令される。24歳の自分が未成年に……頭を抱える彼に追い打ちをかけるように、美貌の仏頂面な兄が「副当主」にすると案を出したと新たな実家問題も浮上し――!?
日本人なのに、青い目。灰色かかった髪――彼の「爪」はあらゆるもの、そして怪異さえも切り裂いた。
『蒼緋蔵家の番犬』
彼の知らないところで『エージェントナンバー4』ではなく、その実家の奇妙なキーワードが、彼自身の秘密と共に、雪弥と、雪弥の大切な家族も巻き込んでいく――。
※「小説家になろう」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。
5
一生懸命生きなくていい~文芸系短編集~
生きるか死ぬかなんて人生、二択じゃない。
なんとなく、だらだら生きていたっていい。
テーマ的にどこに投げていいのかわからない、そんなジャンルの作品を置いていく作品集。
6
神々の遠い記憶を継ぐ者
忘れ去られた社から生まれる瘴気、そこから顕れる悪しきものたち。
彼らと対峙するため、神祇官の新人・宵闇は、自らに眠る能力の意味を探しながら成長の道を歩んでいた。
瘴気をその身に取り込み、封じることができる。仲間との絆を重ねながら、少女はやがて世界の理の深奥に触れていく。
迫り来る異変。
白帝の継承、神罰、そして祠に挑む者たちの覚悟が交錯するなか、宵闇が選び取る未来とは――。
Copyright©︎2025-まるねこ
7
あやかし狐の京都裏町案内人
「今日からわたくし玉藻薫は、人間をやめて、キツネに戻らせていただくことになりました!」京都でOLとして働いていた玉藻薫は、恋人との別れをきっかけに人間世界に別れを告げ、アヤカシ世界に舞い戻ることに。実家に戻ったものの、仕事をせずにゴロゴロ出来るわけでもなく……。薫は『アヤカシらしい仕事』を探しに、祖母が住む裏京都を訪ねることに。早速、裏町への入り口「土御門屋」を訪れた薫だが、案内人である安倍晴彦から「祖母の家は封鎖されている」と告げられて――?
8
【短編】おかしな男は今日も絶好調~それに喧嘩を売ったクレーマーと、店長の悲劇~
商店街の一角にある大型の店で、昔から愛されている通称「マシロスーパー」。半年前に入ってきた社員はおかしな男で、胃がキリキリさせられている店長、そして数名の社員も心配する中、彼は本日ちょっとの間だけ留守番を任せられることになったのだが――サクッと読める約1万字の短編です。お楽しみいただけましたら幸いです!
※他サイトにも掲載
9
この世界に生きていた男の話
二十八歳の「俺」は、ある日、ふらりと立ち寄ったBARで一人の男に語り聞かせる。それは、四ヶ月前までこの世界に生きていた男の話――
絶縁していた父が肝臓癌末期で倒れ、再会を果たした二十代そこそこだった「俺」。それから約六年に及ぶ闘病生活を一部リアルに、そして死を見届けるまでの葛藤と覚悟と、迎えた最期までを――。
※「小説家になろう」「カクヨム」などにも掲載しています。
10
恋を真剣に考え続けた彼と、その結末
気難しく思考的・心的な融通のきかない彼は、ある時「恋」に興味を抱いて考えだす。しかしながら、その思考はどこかズレていて/優秀な彼(ただし「変」「かたい」「柔軟さに欠ける」)は、優秀な医者(しかし言葉や表情などが足りない場合がある)に唯一話しつつ、恋を真剣に考え続けるが――、その結末は。
※「小説家になろう」「カクヨム」等にも掲載しています。
11
みなもの鏡界
陸上競技が得意だが泳げないチリはある夏の夜、親友のシオネと共に学校のプールに忍び込んで、水泳の特訓をする事になった。水に対して強い恐怖を抱くチリだったが、シオネに誘われ鏡のように満月を映し出すプールの中へ身を委ねるチリ。そしてチリの記憶に被さった忘却のベールは剥がされていき、チリとシオネを繋いでいた”絆”の正体が明かされる。
12
好きな人は、3人
大学2年生の古城里見には、好きな人が3人いる。
大人の魅力あふれる自動車学校の教官、流山満琉。
仲のよい先輩と後輩として過ごしながらも、惹かれている東雲椿桔。
1番自分が正直になれる同級生、小岩井岩石。
大人への憧れ。
過去への郷愁。
自分でいられる場所。
全部大事で、捨てられない、たくさんの思い。
何の変哲もない日常の中、時間は止まってくれず、関係も変わっていく。
13
からみ糸 ―深川つみびと物語―
◇2026/06/24完結◇
―負け犬達の咆哮は凄烈なり―
大江戸サスペンスの幕が上がる!
時に天保十三年。
老中水野忠邦が押し進める大改革が江戸の町に濃い影を落とす中、ひとりの男が悲嘆に泣く。
その声を聞く数人の男女。
男に代わり復讐を始めた浪人に触発され、それぞれが世間に牙を剥く。
寿命いくばくもない老人、行き場がなく主の妾にあまんじる女、周囲から侮られ昇進できない男、悔恨にさいなまれる下っ引、足を洗いたい巾着切り、冴えない料理人⋯⋯。
苦衷の中で生きる者達の小さな罪業は、やがて水野忠邦の心胆を寒からしめることになる。
巷間を騒がす者たち。それを追う同心。興奮必至のクライムスリラー!
14
憑りつく島もない
小学五年生の時に親友を病気で失った七海潮(ななみうしお)。しばらくは悲しみにくれるも、天からずっと親友が日常を見守ってくれている、そして再会できるだろう。そう、信じて、悲しみを乗り越えて誇れる自分をあの世から見届けて欲しいと誓い、その誓いに恥じぬように一生懸命に生きる潮。中学一年生となった潮。いつものように学校で一日の大半を過ごして就寝してから数時間後、突然死を迎える。魂となり、第三者視点で自分を眺めていることを自覚してから、自分が死んだのだと悟る。肉体は死んでからも生は続き、魂となって存在していることが可能だと知る。これならば、夢枕に立ってくれた大好きな親友の島息吹(しまいぶき)の言葉が事実だと思う。死んだらまた会える、必ず迎えに行くから。この言葉を信じて天を駆け巡るが、息吹は見当たらない。息吹はまだ天に召されておらず、現世を彷徨っていた。息吹は、まだ現世に未練があったのだろうか。まさか、輪廻転生を遂げて、違う生物となってしまったのか。潮は果たして、息吹を見つけることができるのか――
pixiv第2回百合文芸小説コンテストの作品をアルファポリスでも公開!!
15
帰ってきた猫ちゃん
夏目漱石の『吾輩は猫である』を始め、漱石作品やマンガを読むのが大好きな、5歳の猫の話。時代設定は2021年(令和3年)。
小説家に飼われている無名の猫は、寝るのが好きで夢と現実の間を行き来しながら、猫語を解するお家の赤ちゃんと夏目漱石の作品に付いて話し合うのでした。
精神も荒(すさ)みがちな時代の中では、愛や文学が一層、価値を持つ。無名猫が希望を持って生きていく物語です。なおアルファポリス掲載に際し、感染病に関する記載を一部、変更しています。
また、この作品は2022年4月、「小説家になろう」で完結済みです。→https://ncode.syosetu.com/n7966hm/
16
絵描きの海
絵描きが、海辺で、海の絵を描いている。
或る時、絵描きの元を、訪ねる者が現れた。
「どうして、絵の中に、誰も人を描かないの?」
絵描きは、真っ青な海を、今日も描き続ける――。
17
ひまわりと老人~たとえそれが、彼女の頭の中の世界だとしても~
老人ホームで出会い、いつも一緒にいるようになった三人の老人。元喫煙者で愛想の欠片もない「くそくらえ」が口癖で顰め面が通常モードのゼンさんと、マイペースでちょっと自信のない天然で愛嬌のあるカワさんと、車椅子のミトさん。
施設への疑いが増していくゼンさんだったが――。
出会うのは遅かったかもしれない。けれど、年齢もタイミングも関係なく、彼ら三人は確かに互いを大切にしている【友人】同士だった。
※「小説家になろう」「カクヨム」などにも掲載しています。
18
ベアりんぐ奇譚詩編集
小さな結晶でも、それが大きな力を持っている時がある。
私は、ハッキリしたものが苦手だ。
常に曖昧さのさらに中間のような物の中にいる。
そんなことを考えていると、視界が晴れて、新たなる出会いの予感がした。
ーベアりんぐ詩編集ー
そう書かれたこの物体は、新たな視点を与えるようだ。どんな解釈であっても情景や感受も良しとする。
私は、一つの詩に手を伸ばす。
: 開かれし、感受を求めし少女の手記
@
これまで上げた詩や、これから上げる詩をここでまとめておきます!文章群とも繋がっているので、是非感受を求めて読んでみて下さい!
19
雪の日の肉まん
雪が降ると思い出す。
あなたと食べた、あの肉まんの味を。
私に初めて「美味しい」を教えてくれた人。
もう二度と、あれを味わうことはない。
20
ある日幽霊になりまして。
ある日突然幽霊になってしまった女性が隣の部屋の男性に助けてもらう話。
21
古民家パン屋,はじめました。
一浪して入った大学で,止まることも進むこともできずにいた。正しい言葉をくれる恋人と,均された光の教室。膨らまない生地のような日々に,古い家の写真だけが,闇の中で梁を光らせていた。休学し,古民家を買い,パン屋を始める。許可を待つ夜は,発酵の夜でもある。隙間だらけの家には,虫も風も,名前のない誰かの気配も入り込んでくる。東京に置いてきた気配と,近づいてくる気配。どちらにも,まだ名前はついていない。それでも,夜の中を歩いている。
22
ローラ
この小説は流産シーンがあり、妊婦の方には刺激が強いと思いますので不快な気持ちになったら、そっ閉じでお願いします。
23
【現代詩】ネモフィラの花畑に佇む私の王子様
春といえばネモフィラ。ネモフィラの花畑はファンタジー物語に出てきそうで良いですね。
ネモフィラの花に絡んだ詩を書いてみました。
どうかご覧ください。
24
桜、舞う。乙女、旅立つ。
あなたは何のために、大学に行きますか。
受験、家族の中での孤独感、静かで激しい心の叫び。
悩んで、苦しんで、それでも。
女子高校、エスカレーター式で受験生がほとんどいない中での受験生、桜子。
成績優秀でそつがなく、志望校は国立大学文系。
担任の国語教師はまだ若く、担当する中でも「初めてのタイプ」の女の子。
二人が織りなす、冬から春、そして。
7月14日に完結します。
それまで2日ごとに7:10更新です。
他サイト様では「葉桜の君に」というタイトルでの企画創作で掲載しておりました。
各章のタイトルにとった和歌は実際の日本の和歌からとっています。
主要参考資料
「北野天満宮のみどころ」北野天満宮ホームページ
http://kitanotenmangu.or.jp/highlight.php(2020年4月20日アクセス)
水垣 久「紀貫之 きのつらゆき 貞観十四?~天慶八?(872-945)」『やまとうた 千人万首』、https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/turayuki.html 最終更新日:平成22年08月04日(2020年4月20日アクセス)
「吉野といえば雪? 桜? 和歌で吉野山の歴史を知る」令和和歌所 https://wakadokoro.com/big3/吉野といえば雪?-桜?-和歌で吉野山の歴史を知る/ 2019年10月23日投稿。(2020年4月21アクセス)
「土肥桜」土肥金山ホームページ https://www.toikinzan.com/sakura/(2020年4月20日アクセス)
後拾遺和歌集 /藤原通俊撰] ; 久保田淳, 平田喜信校注. 東京: 岩波書店, 1994.4.
1994.4, 56ページ
「和歌で知る、桜と日本の心」『令和和歌所』
https://wakadokoro.com/learn/和歌で知る、桜と日本の心/(2020年5月10日アクセス)
「桜の和歌といえば… を100首集めました」『ジャパノート』https://idea1616.com/sakura-waka/(2020年5月10日アクセス)
「『桜と恋』の和歌15選|日本の美しい言葉」『ORIGAMI - 日本の伝統・伝承・和の心』https://origamijapan.net/origami/2018/05/23/sakura-koi-waka/(2020年5月10日アクセス)
25
メダカのリタ
大好きだった親友は解離性同一症で作られた偽物の別人格だった。
偽物の親友にもう一度だけ会いたい。
そう願うのは世界でたった一人親友だった自分だけ。
同性愛にネガティブな世の中で、友達に依存する早川雪乃と同性を好きになる気持ちから逃げ続ける三枝明里のすれ違いから自身を見つめ直して成長していくお話。
※あまりほのぼのとしてません。
※R15入れてますが念の為です。
26
白杖と傘
何かが変わるのを期待して紅葉の名所に訪れ、そこで偶然出会った霧生さんと木下さん。
盲目の二人の老人が自分のルーツ探しをしつつ、お互いの取り留めのない話を挟みながら近づき、また離れていく様子を会話劇で表現してみました。
イメージ的にシティボーイズの大竹まことときたろう、最後の親子はいとうせいこうと斉木しげるだと思って読んでいただけたら嬉しいです。
27
引きこもり令嬢、走る
一年間、自室に引きこもっていたブランシェール公爵令嬢オルフェリア。
原因は、婚約発表の夜会で盛大に転んだあの日——。
自信も外出も失い、誰とも会わずに過ごしていた彼女のもとへ、ある日一羽の鳥が飛んでくる。
そしてその鳥は、ありえない言葉を告げた。
『オルフェリア、助けて——』
それは、かつての親友ルカからのSOS。
勇気などない。けれど放っておくこともできない。
婚約者である第二王子フェルティスの助けを借りながら、
オルフェリアは自ら動き出す決意をする。
失敗ばかりの引きこもり令嬢が、たった一度の勇気を振り絞って走り出す。
※短編を加筆した連載版です。
28
今日も今日とて
人生に悲観し、自暴自棄になった「シノブ」が偶然見付けたチャットでのお悩み相談サイト。
利用者の多いルームが殆どの中、たった一つだけ極端に人気の無いチャットルームが存在し・・・
偶然にして不思議な出会いが織りなすお悩み相談チャットは今夜もまったりそこにある。
29
香子ちゃん
香子(こうこ)ちゃんという女の子と、主人公との幼い頃の記憶にまつわる話です。
30
ぱきのこと
主人公と、死んだ飼い犬のお話です。
31
憧憬
彼女の本当の気持ちは――。3000字程度の、超短編です。
三題噺のテーマ「自転車」「図書館」「憧憬」に沿って、一週間期限で書きました。
カクヨムでも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/11054822662813063742
32
夜芒
【短編小説】
男は疲れていた。人間として、この世で生きるしがらみに。
夜風に充てられ一人、見知らぬ芒野原で思考し時には夢想する。
—— 今にもかぐや姫でも降りて来そうな、そんな美しい満月の夜だった。
作者自身が屈辱、裏切り、妬み、自殺未遂など様々な苦しみを経て今に至るまで生き抜き、考え抜いた哲学的な短編。
私と主人公を重ねつつも、秋の季節の美しさと交えた脚色。
老若男女問わず、心が疲れてしまった人達に何か共感できる部分があるかも知れない。
33
鄧禹
再掲になります。
約二千年前、古代中国初の長期統一王朝・前漢を簒奪して誕生した新帝国。
だが新も短命に終わると、群雄割拠の乱世に突入。
挫折と成功を繰り返しながら後漢帝国を建国する光武帝・劉秀の若き軍師・鄧禹の物語。
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歴史小説家では宮城谷昌光さんや司馬遼太郎さんが好きです。
歴史上の人物のことを知るにはやっぱり物語がある方が覚えやすい。
上記のお二人の他にもいろんな作家さんや、大和和紀さんの「あさきゆめみし」に代表される漫画家さんにぼくもたくさんお世話になりました。
ぼくは特に古代中国史が好きなので題材はそこに求めることが多いですが、その恩返しの気持ちも込めて、自分もいろんな人に、あまり詳しく知られていない歴史上の人物について物語を通して伝えてゆきたい。
そんな風に思いながら書いています。
34
「ノベリスト」
泉 敬翔は15歳の高校一年生。幼い頃から小説家を夢見てきたが、なかなか満足のいく作品を書けずにいた。彼は自分に足りないものを探し続けていたが、ある日、クラスメイトの**黒川 麻希が実は無名の小説家「あかね藤(あかね ふじ)」であることを知る。
彼女の作品には明らかな欠点があったが、その筆致は驚くほど魅力的だった。敬翔は彼女に「完璧な物語を一緒に創らないか」と提案する。しかし、麻希は思いがけない条件を出す——「私の条件は、あなたの家に住むこと」
こうして始まった、二人の小説家による"完璧な物語"を追い求める共同生活。互いの才能と欠点を補い合いながら、理想の作品を目指す二人の青春が、今動き出す——。
35
鬼神一刀列伝 零
時は戦国。伊豆大島で穏やかに暮らす少年、前原弥五郎。だが、その日常は突如として破られる。
故郷を包む業火の中、瀕死の父から託されたのは、剣の極意と「命の重み」だった。
涙と共に父を介錯した少年は、名を「伊藤一刀斎」と改め、天下無双への道を歩み出す。
後に「一刀流」開祖として歴史に名を刻む伝説の剣聖。その知られざる原点と、孤独な旅立ちを描く剣豪時代小説。
36
進めば背中を押してくれる
何か新しいことを始めたくて高校から吹奏楽部に入った少年は、初心者にしてはいいセンスを持っていると言われ、経験を積むために先輩たちに混ざってコンクールメンバーに選ばれる。勉強を二の次にするようなとても忙しい日々を送っていた。しかしそこまで吹奏楽に思い入れを持っていなかった彼はそんな毎日に疲れてしまう。吹奏楽部をやめるという選択が本当に正しいことなのかを彼は悩む中、猫やある女の子との出会いが彼の考え方に刺激を与えるのだった。
息抜きで書いた短編なので、至らない点がありましたらご容赦を
37
廃后 郭聖通
約二千年前の中国。
前漢王朝が滅ぼされ、簒奪した新王朝も短い治世を終えようとしている頃、地方名家の娘である郭聖通は、一人の武将と結婚することになった。
武将の名は劉秀。
後漢王朝初代皇帝・光武帝となる男であり、彼の妻である聖通は皇后となる。
だが彼女は将来、ある理由から皇后を廃されることになり……
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歴史小説家では宮城谷昌光さんや司馬遼太郎さんが好きです。
歴史上の人物のことを知るにはやっぱり物語がある方が覚えやすい。
上記のお二人の他にもいろんな作家さんや、大和和紀さんの「あさきゆめみし」に代表される漫画家さんにぼくもたくさんお世話になりました。
ぼくは特に古代中国史が好きなので題材はそこに求めることが多いですが、その恩返しの気持ちも込めて、自分もいろんな人に、あまり詳しく知られていない歴史上の人物について物語を通して伝えてゆきたい。
そんな風に思いながら書いています。
38
漫画家にパワハラされて声優降板されました。
アイドル声優のまやみはアニメ作品に出演して、声優業にいそしんでいた。
しかし、そんな真面目なまやみを悩ますのは出演しているアニメの原作の漫画家の栗本からパワハラを受けていた。栗本から暴言を吐かれて、苦しい思いをしているまやみは声優の地位を上げるために立ち上がった。
39
蒼緋蔵家の番犬 3~現代の魔術師、宮橋雅兎~
雪弥は、異常な戦闘能力を持つ「エージェントナンバー4」だ。里帰りしたものの、蒼緋蔵の屋敷から出ていってしまうことになった。思い悩んでいると、突然、次の任務として彼に「宮橋雅兎」という男のもとに行けという命令が出て……?
雪弥は、ただ一人の『L事件特別捜査係』の刑事である宮橋雅兎とバディを組むことになり、現代の「魔術師」と現代の「鬼」にかかわっていく――。
※「小説家になろう」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。
40
言葉が世界を変えるなら、彼女の声はどこまで届くのか
彼女は、静かに問いを投げかける。
「もし言葉が世界を変えるなら、私たちは何を語るべきだと思う?」
僕は答えを探しながら、彼女の表情を窺う。しかし、彼女はただ微笑むだけで、答えを求めてはいないようだった。
僕たちの会話は、いつもそうだ。善と悪、存在と無、相対と絶対。彼女の言葉は思考を刺激し、僕の常識を静かに崩していく。
でも、不思議と居心地は悪くない。むしろ、彼女と話すことで、僕は初めて自分の言葉を考え始めたのかもしれない。