永遠の伴侶

 たのしい、たのしい、たのしいわ。
 まいにちずっと、たのしいわ。
 でもふしぎ。■■■とおなじすがたのこはだぁれもいないわ。
 さびしい。さびしい、さびしいわ。
 たのしいのにさびしいわ。

 ……あら、あなたは■■■といっしょなのね。
 あなたは■■■とちがって、あたたかい。
 なんで? どうして?

 ――あなたといっしょにいれば、わかるかしら。 


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 時は春秋戦国時代。

 ある日、少年、文生(ウェンシェン)は神が住まうと言われている森を訪れる。
 そこで偶然、一糸纏わぬ姿の少女に出会う。
 文生は少女を心配して家に連れ帰り、彼女に美琳(メイリン)という名を与える。
 やがて二人は恋仲になり、結婚の約束も交わす。
 だがそれは、文生を国王として迎えに来た兵士によって、壊されてしまうのであった。



 ※この作品はフィクションであり、 実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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