喪失 小説一覧
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56件
1
欠けた月
夜になると
人は少しだけ本音に近くなる
欠けたものを抱えたまま
何もないふりをして生きていた啓介
そこへ美鳥が来る
勝手に部屋に馴染み
猫と遊び
静かな暮らしを少しずつ塗り替えていく
けれど啓介の中には
拭えない影が残っていた
冷めたコーヒー
消えかけの煙草
猫の鳴き声
隣にいたはずの誰か
欠けてしまったまま
それでも続いていく
ばらばらに見える日々が
あとから少しずつ繋がっていく
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文字数 5,947
最終更新日 2026.06.06
登録日 2026.04.04
2
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文字数 24,571
最終更新日 2026.06.05
登録日 2026.04.24
3
「帰ってきてくださいね」と言えなかった受付嬢が、五年越しに泣くまでの話
王都の冒険者ギルドで働く受付嬢リズは、いつも泥だらけのブーツで帰ってくる冒険者カイルが少し苦手だった。
北の凍土帰り特有の灰色の泥。
無愛想なくせに、怪我ばかり増やして戻ってくる男。
「汚れるんですけど」
「貸しにしてくれ」
そんな他愛ないやり取りを繰り返すうち、リズの日常にはいつの間にか彼がいた。
だが、大規模討伐の遠征後、カイルは行方不明になる。
泣けなかった。
だって、またふらりと帰ってくる気がしていたから。
――五年後。
雪解けの崖から見つかったのは、泥のこびりついた片方のブーツだけだった。
これは、長い間泣けなかった受付嬢が、ようやくひとつの恋を失うまでの話。
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文字数 2,249
最終更新日 2026.06.02
登録日 2026.06.02
4
十二月の静寂
十二の世界の終焉を経て。
バッドエンド風味のダークファンタジー短編集。
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文字数 91,666
最終更新日 2026.06.01
登録日 2026.05.20
5
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文字数 8,318
最終更新日 2026.05.31
登録日 2026.05.31
6
残憶レプリカ:
「ケ、ケツだ!!!!」
ゴールデンウィーク初日。
川を流れていた少女を助けた高校生××は、水底から伸びる“黒い手”に掴まれる。
一年前。
この川で、彼の幼なじみは命を落とした。
それ以来、彼はずっと“間に合わない夢”を見続けている。
記憶を失った少女。
怪異を追う胡散臭い男。
そして、川へ呼ぶ黒い手。
これは、死者に引かれ続ける少年と、
“残されたもの”たちの話。
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文字数 24,777
最終更新日 2026.05.30
登録日 2026.05.29
7
フランケン・ドッグ ~壊れゆく人間たちの物語集~
「拙輩はもはや犬ではない。人間でもないがし」
AIや機械技術が忌避され始めた近未来。僕らが喫茶店跡地で作ったのは、死んだ犬たちの部位を繋ぎ合わせた「つぎはぎの命」だった。
誕生したその犬――『フランケン・ドッグ』は、なぜかおっさんのような日本語を話し、チューインガムを噛み、人間を鋭く観察する、妙に物分かりのいい「友人」となった。
しかし、有機物だけで作られた奇跡の命は、夏が終わる頃にゆっくりと崩壊を始めていく。
一方で、妻を殺した罪を抱え、「消えてしまいたい」と願いながら古いアパートで夜の影に怯える孤独な男の影。
交わるはずのない、崩れゆく人造生命体と、壊れゆく男の人生。
「人間中心の時代」が終わりを迎える世界で、なにものでもない彼らが最後に見つめた、世界の美しさと終わり(ラスト)の物語。
感想数 0
文字数 7,150
最終更新日 2026.05.29
登録日 2026.05.28
8
感想数 0
文字数 2,737
最終更新日 2026.05.27
登録日 2026.05.27
9
感想数 1
文字数 3,158
最終更新日 2026.05.25
登録日 2026.05.25
10
感想数 0
文字数 883
最終更新日 2026.05.24
登録日 2026.05.24
11
感想数 0
文字数 2,014
最終更新日 2026.05.07
登録日 2026.05.07
12
感想数 0
文字数 1,182
最終更新日 2026.05.06
登録日 2026.05.06
13
感想数 0
文字数 1,298
最終更新日 2026.05.04
登録日 2026.05.04
14
感想数 0
文字数 45,651
最終更新日 2026.05.03
登録日 2026.04.03
15
感想数 0
文字数 2,936
最終更新日 2026.05.01
登録日 2026.05.01
16
「しんすけ!」
僕を下の名前で呼ぶのは、君だけだった。
――昭和59年。広島。
小学四年生の「僕」は、男たちの粗野な集団が苦手だった。
ひんやりとした六角形の図書館の片隅で、ただ一人、世界のノイズから逃れるように本を読んでいた。
そんな僕を、土埃の舞う眩しい世界へと引っ張り出す友達がいた。
大人になる前の、あの無防備で残酷な季節。
やがて僕たちは、ファミコンのカセットの貸し借りをきっかけに、取り返しのつかないうねりへと飲み込まれていく。
僕の名を呼ぶ君の声が、今でも鼓膜の奥で鳴り響いている……。
最後の季節に経験した、残酷で美しい喪失の物語。
※本作は著者の過去の実体験に着想を得た作品ですが、物語として大幅な脚色やフィクションを交えて再構築しています。昭和59年の広島の情景などは事実に基づいておりますが、登場する人物の造形や一部の出来事は創作です。
■ 独自執筆メソッド【C.C.W.】の実証作
本作は、著者が構築した独自の物語記述メソッド「C.C.W.」を用いて執筆されています。文章の構造や視点移動を緻密に設計し、読者の認知と深層心理へ直接的に訴えかける、全く新しい読書体験を提供します。※本メソッドは、AI生成や外部プログラミング等の演算ツールを一切使用せず、筆者自身の脳内回路のみで構築・稼働する「生身の執筆システム」です。
■ 生成AIの利用方針
生成AIは、調査・資料整理・分析・校正補助のためにのみ使用しています。作品の着想、構成、文体、表現、本文執筆などの創作は、すべて著者本人が行っています。生成AIは補助的用途に限って使用しており、創作上の判断および本文執筆はすべて著者本人が行っています。
※本作はアルファポリス限定公開の作品です。
著作権はすべて著者に帰属します。
内容の無断転載、複製、および生成AIへの学習利用を固く禁じます。
©2026 Shinsuke Mizui All rights reserved.
感想数 3
文字数 34,111
最終更新日 2026.04.29
登録日 2026.04.04
17
エリの半分は、
ある日突然、私の日常から「文字」が消えた――。
28歳のOL・安藤エリは、ある朝を境に「漢字」が黒く塗りつぶされて読めなくなってしまう。仕事も趣味の読書も奪われ、社会との繋がりを失った彼女が心療内科の待合室で出会ったのは、同じ名前を持つ女子大生・佐野エリだった。
しかし、佐野エリが失っていたのは「ひらがなとカタカナ」。
感情を伝える手段を失った彼女は、恋人にも誤解され、孤独の淵に立たされていた。
漢字しか読めないエリと、ひらがなしか読めないエリ。
現代社会のストレスと孤独が生み出した奇妙な喪失を抱えた二人は、お互いの欠落を埋め合わせるために手を組む。
「私達二人揃っていれば『エリ』が完成するよ」
半分ずつ足りない二人の『エリ』が、文字を、そして自分自身の人生を取り戻すために、再び外の世界へと踏み出していく。少し不思議で、どこまでも優しい、現代の再生の物語。
感想数 0
文字数 22,439
最終更新日 2026.04.27
登録日 2026.04.27
18
「馬の面倒を見るだけの女は王宮にふさわしくない」——騎士団の軍馬が、一頭残らず戦場で倒れた
男爵令嬢ブリギッテは、王国随一の馬医だった。
騎士団の軍馬三百頭の健康管理、蹄鉄の調整、飼料の配合——全てを一人でこなしていた。
だが婚約者の近衛騎士カスパルに「馬小屋臭い女は要らぬ」と追放される。
辺境の牧場主クラウスのもとで馬の治療を続けるブリギッテ。
一方、王都の騎士団では原因不明の疫病が軍馬に蔓延する。
ブリギッテが予防のために調合していた飼料添加物の配合を誰も知らなかったのだ。
隣国との国境紛争が勃発した時、騎士団は馬に乗れなかった。
感想数 3
文字数 10,257
最終更新日 2026.04.25
登録日 2026.04.25
19
午後は消えない
七年ぶりに地元へ戻った朝倉は、図書館でかつて想いを寄せていた水野遥と再会する。
変わらない笑顔に安堵する一方で、彼女の言葉や振る舞いには、わずかな“ずれ”があった。
同じ説明を繰り返す。約束を思い出せない。名前がすぐに出てこない。
やがて朝倉は、遥が日々の出来事を手帳に書き留めることで、失われていく記憶をつなぎとめていることを知る。
「書いておけば、あとでわかるので」
彼女と過ごす時間の中で、朝倉もまた記録を書き始める。
だが、書くことで残せるものと、どうしても書けないものがあることに気づいていく。
記録と記憶のあいだで揺れながら、二人は同じ時間を持ち続けようとする。
それでも、こぼれ落ちていくものは止められない。
書けなかったことは消えていく。
それでも、確かにそこにあった午後は――消えない。
感想数 0
文字数 28,110
最終更新日 2026.04.25
登録日 2026.04.25
20
煙突
冬の夜、老人が炬燵で孫に語る煙突の話。遠い記憶と、妻を失った年の冬の夜の出来事が、静かに、ゆっくりと、今夜へとつながってくる。
感想数 0
文字数 1,116
最終更新日 2026.04.23
登録日 2026.04.23
21
「織物など下女の仕事だ」と蔑まれた令嬢——舞踏会の朝、王都中の仕立て師が匙を投げた
侯爵令嬢エレーナは、亡き母から受け継いだ織物の技法で王都の社交界を支えてきた。
だが婚約者ルドルフに「織物など下女の仕事だ」と蔑まれ、追放される。
辺境伯フランツの領地で新たな生活を始めたエレーナは、辺境の羊毛で独自の織物を生み出し、
隣国との交易品として名声を得る。
一方、王都では舞踏会のドレスを仕立てられる者がいなくなり、社交界が崩壊していた。
エレーナの織り機は、もう王都のためには動かない。
感想数 2
文字数 11,395
最終更新日 2026.04.20
登録日 2026.04.20
22
砂時計の底
幼い頃に海で幼馴染を亡くした男が、懐かしい浜を再訪したことで、忘れていたはずの何かを持ち帰ってしまう。
感想数 0
文字数 2,007
最終更新日 2026.04.20
登録日 2026.04.20
23
「花の匂いしかしない女は要らぬ」と追放された調香師令嬢——魔物除けの香を失った王都が、三日で包囲された
男爵令嬢ローゼマリーは、魔物を忌避する特殊な香を調合できる唯一の調香師だった。
だが婚約者の騎士ヴィルヘルムに「花の匂いしかしない女」と蔑まれ、追放される。
辺境の薬師リヒャルトのもとで新たな調合を始めたローゼマリーは、
辺境の村々を魔物被害から守る「結界香」を完成させる。
一方、王都では魔物除けの香が尽き、三日で城壁の外まで魔物に包囲された。
王家が令嬢に助けを求めたとき、ローゼマリーは辺境の村のために香を調合し続けていた。
王都に送ったのは、たった一瓶の香と短い手紙だけだった。
感想数 0
文字数 12,322
最終更新日 2026.04.18
登録日 2026.04.18
24
君と日向で
大切な人を失ったスーパー店員と、日常をこなすことに精一杯なデザイナー。触れそうで触れない関係と、癒えない痛みを抱えたまま生きる時間を描く、静かな日常BL。
感想数 0
文字数 19,111
最終更新日 2026.04.10
登録日 2026.01.01
25
彼と彼女
彼と彼女の再生の物語です。
ひとは悲しいことに出会っても乗り越えて前に進んでゆくことができます。それがどんなに悲しいことであっても、受け入れることでも乗り越えられるでしょう。
感想数 0
文字数 12,373
最終更新日 2026.03.19
登録日 2026.03.19
26
感想数 0
文字数 4,132
最終更新日 2026.02.20
登録日 2026.02.20
27
【完結】『勇者』は『料理番』を手放さない
勇者一行は見事魔王討伐を成し遂げた。
しかし、その裏で料理番だった青年ノアは、誰にも告げず姿を消した。
禁忌を犯して加護を失ったノアは静かに新生活を送る。そこにはもう、包丁も鍋もない。
英雄として称えられるようになった勇者キーランは、ノアを放ってはおかなかった。
平穏を選んだはずの元料理番の前に、勇者本人が現れる。
「ノア。逃げないでくれ――」
これは、役割を失った『料理番』と、彼を手放せない『勇者』の再生の物語。
※他サイトにも投稿しています。一部キャラクターの名前が異なることがあります。
※成人向け描写はほぼありません。(冒頭匂わせのみ)
感想数 0
文字数 9,638
最終更新日 2026.02.07
登録日 2026.02.06
28
喪失の勇者 ―記憶を失った英雄の物語―
すべての記憶を失い、最低能力から始まる青年。
それでも彼は生きるために世界を知ろうとする。
人と関わり、日々を重ねる中で、失われた記憶と共に力が少しずつ戻っていく。
しかしその過程で、森の奥に封印された“魔神”の存在が明らかになる。
その魔神は、かつて世界を守るために戦った存在だったという。
だが、真実はまだ語られない。
これは、勇者と魔神、二つの運命が交差する物語。
失われた記憶の先に待つのは、救いか、それとも――。
感想数 0
文字数 4,897
最終更新日 2026.01.20
登録日 2026.01.20
29
感想数 0
文字数 699
最終更新日 2026.01.16
登録日 2026.01.16
30
小川
小さな家と庭、そして裏を流れる小川。
それだけが、少女の世界のすべてだった。
父と母、共に過ごす子どもたち。
変わらない毎日が、当たり前だと信じていた時間。
けれど、ある夜を境に、
世界は静かに形を変えていく。
感想数 0
文字数 2,422
最終更新日 2026.01.11
登録日 2026.01.11
31
感想数 0
文字数 470
最終更新日 2025.12.24
登録日 2025.12.24
32
文字数 4,815
最終更新日 2025.11.28
登録日 2025.11.28
33
熱よ、想い人と共に
自分すら自分を責める孤独、追い討ちの孤独は、僕の世界を凍てつかせる
感想数 0
文字数 1,553
最終更新日 2025.09.30
登録日 2025.09.30
34
感想数 0
文字数 2,118
最終更新日 2025.09.13
登録日 2025.09.13
35
赤とんぼ
赤とんぼを見るたびに、主人公は“兄やん”のことを思い出す。 隣家に住む兄やんは、血の繋がりはないが、少年にとっては本物の兄のような存在だった。 ヨーヨー、釣り、電線に絡まる紐――日常の中にある小さな冒険と笑い。 しかし、兄やんは周囲の偏見と社会の冷たい視線にさらされ、やがて姿を消す。
季節が巡り、少年は兄やんの死と向き合う。 用水路に咲いた曼珠沙華、空を覆う赤とんぼ、そして兄やんの形見のヨーヨー。 少年は兄やんの記憶を胸に、成長していく。
感想数 0
文字数 3,648
最終更新日 2025.09.11
登録日 2025.09.11
36
さらば愛しい我が子よ
大人向けの絵本です
感想数 5
文字数 2,083
最終更新日 2025.08.08
登録日 2025.08.08
37
感想数 0
文字数 1,497
最終更新日 2025.06.17
登録日 2025.06.17
38
感想数 0
文字数 2,494
最終更新日 2025.06.01
登録日 2025.06.01
39
感想数 0
文字数 43,562
最終更新日 2025.05.24
登録日 2025.04.25
40
感想数 0
文字数 7,308
最終更新日 2025.03.27
登録日 2025.03.27
56件