怪異 小説一覧

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オカルト耐性Sランクの私に、ビビりな男子がついてくる件について

 この世には、科学では説明できない不可思議な出来事がある。  幽霊の目撃談、呪われた人形、突然消える人影、"見てはいけない"と言われる映像……。  それらはただの作り話なのか、それとも本当に存在するのか。  世間一般の中学生が、そんなことを真剣に考えることはないだろう。  だが、このクラスにはいる。  オカルトを愛し、恐怖を楽しみ、怪異を解明せずにはいられない少女——篠崎彩華。 「え、怖がってんの? そんなの実際に確かめればいいじゃん!」  そんなことを平然と言ってのける、とんでもないオカルトマニアである。  もちろん、普通の人間ならそんな危険なものに近づきたくない。  当然、俺も例外ではない。いや、むしろ絶対に関わりたくない。  俺の名前は相沢拓海。  ごく普通の中学生で、オカルトとは一切無縁な生活を送りたい。  怖い話? 無理。肝試し? ありえない。  平和に学校生活を送り、普通に卒業する、それが俺の人生設計だった。  ——だったのに。 「よし決まり! 今日は旧校舎の"映してはいけない鏡"を調べに行くよ!」 「いやいやいやいや! それ絶対ダメなやつだろ!!」 「え、なんで? だってロマンじゃん?」 「ロマンの意味、辞書で引いてこい!!」  なぜか毎回、俺はこの女に巻き込まれる。  そして、毎回のように、この世の理から外れた怪異に遭遇するのだ。  ——科学じゃ説明できない"何か"に。 「オカルトは、俺を殺しにきている……!!」  これは、怖いもの知らずな少女と、ビビりな俺が、オカルト事件に巻き込まれ続ける物語。
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人喰い遊園地

 ある行方不明の探偵事務所に、十二年前に行方不明になった子供の捜索依頼が舞い込んだ。  その行方不明事件は、探偵の間では前々から有名な案件だった。  あまりにも奇妙で、不可解な案件。  それ故、他の探偵事務所では引き受けたがらない。勿体ぶった理由で断られるのが常だ。断られ続けた依頼者が最後に頼ったのが、高坂巽が所長を務める探偵事務所だった。高坂はこの依頼を快く引き受ける。  依頼者の子供が姿を消した場所。  同じ場所で発生した二十三人の行方不明者。  彼らが姿を消した場所。そこは今、更地になっている。  嘗てそこには、遊園地があった。  遊園地の名前は〈桜ドリームパーク〉。  十年前まで、そこは夢に溢れた場所だった。  しかしある日を境に、夢に溢れたその場所は徐々に影がさしていく。  老若男女関係なく、二十三人もの人が、次々とその遊園地を最後に、忽然と姿を消したからだ。あらゆる方向性を考え懸命に捜索したが、手掛かり一つ発見されることなく、誰一人発見される事もなかった。  次々と人が消えて行く遊園地を、人々はいつしか【人喰い遊園地】と呼び恐れた。  閉園された今尚、人々はその遊園地に魅せられ足を踏み入れる。  肝試しと都市伝説を確かめに……。  そして、この案件を担当することになった新人探偵も。  新人探偵の神崎勇也が【人喰い遊園地】に関わった瞬間、闇が静かに蠢きだすーー。  誰もそれには気付かない……。
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百鬼夜行怪談咄

愉快爽快、奇奇怪怪! ネット掲示板を中心に巻き起こる怪奇現象を、霊能力者が追いかける、呪いと怨念、兄妹愛と笑い!長編会奇譚開幕!
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鈴音-rin-ne-

──鈴の音色は、嘘を暴く。 輪廻の果てに、真実はあるか── ††† 鈴を鳴らし、猫の半面姿で現れる女子高生──鈴音(リンネ)。 「お前には、○○の相がある」 欲望、嫉妬、執着、後悔…… 人生の分岐点に立つ者たちは、最後に何を選ぶのか。 罪と贖罪、そして輪廻を描く、連作ダークファンタジー・ホラー。 【全9話】 プロローグ 第一話 女難の相 第二話 死相 第三話 友引の相 第四話 鋳型の相 第五話 裁きの相 第六話 沈黙の相 第七話 虚実の相 第八話 贖罪 エピローグ ※話が進む毎に、鈴音に関する情報あり。 (最後まで読んだあと、もう一度読み返すと見えてくるかと…)
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降魔高校オカルト部の怪異事件帖

 一連の怪異事件は、降魔高校(ごうまこうこう)旧校舎に建つ謎の少女像の隣に男子生徒の恐田狡毅(おそれだ こうき)に酷似した銅像が突如出現したことから始まる。 恐田似の銅像出現と同時に彼が行方不明になったことは単なる偶然ではないと踏んだオカルト部の佐茂英明(さも えいめい)虎丸迅(とらまる じん)二家霊音(にけ れいね)が怪異の謎に挑み始めた翌日に、男子生徒の江口一色(えぐち いっしき)と女子生徒の白桃艶香(しらもも つやか)に酷似した銅像が出現し、恐田同様行方不明となる。 オカルト部員たちが集めた情報から、一連の怪異事件は、二十四年前に起こった事件に端を発していることが分かった。当時、陸上部に所属し風紀委員長も兼任していた風速正子(かぜはや まさこ)さんは、皆から“ただし子さん”と呼ばれるほど正義感の強い生徒であった。その性格が災いし、今回の銅像事件の被害者である恐田らの親たちから逆恨みされ、彼女の親友で陸上部のエースだった瀬尾逸美(せのお いつみ)さんが恐田らによって大怪我を負わされ選手生命を断ち切られてしまった。自責の念に駆られた正子さんは校舎の屋上から飛び降り自殺をした。その後、旧校舎取り壊しに関わった人々が次々に変死したため、正子さんの銅像が建てられた。真実を知ったオカルト部一同は正子さんが恐田たちへの怨念を晴らすために悪霊になることを阻止し成仏させるために、彼女の親友の逸美さんを訪ね経緯を話し協力を得ることに成功した。 そして正子さんの二十五回忌である6月23日。旧校舎では「二十五年前の事件」の主犯格の恐田父らと地縛霊になった正子さんとの因縁の対決が勃発し、彼女の悪霊堕ちを阻止したいJK霊能者である二家を中心に激しい霊能対決が繰り広げられた。窮地に陥ったオカルト部一同であったが、逸美さんの命懸けの説得のおかげで正子さんは本来の自分を取り戻し成仏して逝った。
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私、メリーさん。今、あなたと色んな物を食べているの

「私、メリーさん。今日、不思議な人間に出会ったの」  都市伝説であるメリーさんが出会ったのは、背後に立っても慄かず、一杯の味噌汁を差し出してきた人間。  その味噌汁を飲んだメリーさんは、初めて食べた料理に衝撃を受け、もっと色んな料理を食べてみたいと願い始めた。  片や、毎日を生き延びるべく、試行錯誤を繰り返す楽天家な人間。  片や、ただ料理を食べたいが為だけに、殺す事が出来ない人間の家に毎日現れる都市伝説。  互いに嚙み合わないずれた思考が平行線のまま続くも、一つの思いだけが重なっていく日常。
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鵺鳴く夜に神の降り立つ

 その村は他所者の俺に優しかった。それは不思議なくらいに…… そこは地図から消えた村なんだが、よく聞く怪談話みたいな怖い事は全く無かった。だけどその村には奇妙な風習があるらしい。  人生に嫌気がさして、誰にも迷惑をかけない場所で死ぬ事にした。そこで、怪談話というか都市伝説でよく語られるような『地図から消えた村』を選んでそこで練炭で逝こうと思ったんだ。まさか、本当にそんな村があるなんて思ってなかったんだけど……。  噂なんてあてにはならないな。そこに住む人たちは、本当に優しくて親切で親しみやすい。ただ、奇妙な風習はあるみたいだった。  地図から消えた村。貴重な体験だと思うから、俺が体験した全てを記しておこうと思う。 ※何でも許せる方向け ※他サイトにも公開中 ※表紙はぱくたそ様よりお借りしております。
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腐る女

家賃と仕事の都合で住まいを失いかけた篠原未央は、SNSで見つけたルームシェア募集に飛びつく。 四〇三号室で迎えたのは、痩せた身体に穏やかな笑みを浮かべる女、三浦莉乃。親切な同居人、整った部屋、差し出される化粧水と温かなスープ。 助かったはずの暮らしは、排水口に絡む黒い髪、枕元に残る異臭、肌に走る小さな違和感から少しずつ歪み始める。 この部屋で腐っているのは、いったい何なのか。
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【完結】庭に迷い込んだ猫を探していたら、絶縁した白ロリ美少女に捕まった【再投稿】

半分の月が照らすのは、秋の虫が鳴き交わす草深い庭。 明かりの消えた居間で、猫の鳴き声に惹かれてカーテンの隙間から覗いてみれば、 半年前に関係を絶った白ロリ美少女――雪子が、自分を見上げていた。 「どうして、私と別の高校に行ったの?」 忘れようのない、ぞくぞくするような甘くかすれた声。 雪子の真綿のような呪縛に耐えかねて這々の体で逃げ出したなどと、 どの面下げていえるだろうか。 行き掛かり上、庭に迷い込んだ子猫を一緒に探すことになったのだが―― 今しも捕らえられようとしているのは、 猫か、自分――司(つかさ)か。 ※一度、女性向けで投稿しましたが大爆死。どうやら男性向けの作品(百合ホラー)のようなのでジャンルを選択し直し再投稿する運びになりました。 ※本文に変更はありません。以前お読み頂いた方、誠にありがとうございました。(-人-) 旧題【絶縁したはずの白ロリ美少女の元同級生に襲われたんだけど、いま草深い庭で迷い猫を探している最中なんですが⁉】(非公開) ※白ロリとはホワイトロリータ(ファッション)の略です。 ※この話はフィクションです。参考にした類似、または特定の事件等はありません。 ※R15指定に従い、残虐表現や性的な仄めかしがある話には*を付けてあります。宜しくご検討ください。 ※毎年ホラー・ミステリー小説大賞にエントリーしています。 -------------- 原題『何かが、庭で。』40枚(16000字)2009/10 PNイマダ名義 ※某小説投稿サイトのお題企画で書いた作品を改稿したものです。 -------------- 表紙絵のみ生成AI画像です。 本作品(本文)は生成AI不使用です。 本作品は小説家になろうにも掲載しています。
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怪奇事件捜査File1首なしライダー編(科学)

これは、主人公の出雲美和が怪奇課として、都市伝説を基に巻き起こる奇妙な事件に対処する物語である。怪奇課とは、昨今の奇妙な事件に対処するために警察組織が新しく設立した怪奇事件特別捜査課のこと。巻き起こる事件の数々、それらは、果たして、怪異の仕業か?それとも誰かの作為的なものなのか?捜査を元に解決していく物語。 File1首なしライダー編は完結しました。 ※アルファポリス様では、科学的解決を展開します。ホラー解決をお読みになりたい方はカクヨム様で展開するので、そちらも合わせてお読み頂けると幸いです。捜査編終了から1週間後に解決編を展開する予定です。 ※小説家になろう様・カクヨム様でも掲載しています。
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七竈

「悪魔が降臨しなかったら、お前の責任っ! お前が処女じゃないと言うことだ!」  その学園には、近づいてはいけない七竈の木があった。  よくある学園の七不思議だと思われていたが――。  その学園の二年生、七月《なつき》は新学期早々、頭を痛めていた。  新しく赴任してきた教師は、昔の恋人だし。  バスケ部のレギュラーになれなかった幼なじみは、腹いせに悪魔を呼び出そうとするし。  そんな騒がしい、ナナツキこと、七月の日常。  見ようによっては平穏なそれが、七竈の呪いの始まりだった。  ホラーミステリー&ラブコメディ。
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上弦の月

射ちなさい。 撃ちなさい。 討ちなさい。 『銀と紅の死闘』 銀と紅の死闘の詩から派生する物語。
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瓦礫の記憶

震災から五年が経った被災地で、建設作業員の田村は、黙々と瓦礫の撤去作業を続けていた。そこにあるのは、失われた日常の断片と、言葉にならない悲しみだけだった。 ある夜、作業を終えた田村は、瓦礫の山の中から「助けて」というか細い声を聞く。翌日、声のした場所を調べると、瓦-礫-の下に閉ざされた地下室を発見。中には、まるで眠っているかのように腐敗していない、一体の遺体があった。 その夜、田村が再びその場所を訪れると、地下室から呼び声が聞こえる。意を決して中へ入った彼を待っていたのは、津波で命を落とし、この場所に縛り付けられた死者たちの魂だった。彼らは、遺された家族へ「思い出の品」を届けてほしいと、田村に最後の願いを託す。
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サイコ君とギャル君の怪異譚

自分が普通の人とは違うと自覚のあるサイコパス少年、徳田 慈(とくだ ちか)は、今まで関わりのなかった新川 勇(あらかわ ゆう)に話しかけられたある日、日常が一変することになる。 今まで霊感なんぞ無縁だったと言うのに突然怪異に巻き込まれることになった二人。 そんな二人の前に現れた一対の狛狐が 「我らと契約し、」 「あの怪異を鎮めるのデス。」 と告げるのだった。 「つまりオレらがプリ〇ュアってコト!?」 「なんか嫌だな、それ。」 「まあ変身もしようと思えばできますのであながち間違いでは……」 「間違いであってくれよそこは。」 感情の起伏がない故に普通の人間のフリをしているサイコパス君と、馬鹿に見せかけて実は聡いギャル男君による怪異解決ファンタジー__…! **** 大体サイコパス君がギャル君に振り回されています。最終的にサイコ君から激重クソデカ感情がギャル君に向けられますがあくまで友情です。
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朝切さんは今日も視ている

初恋の影を引きずる大学生・小和田一聖は、ある夜を境に “視えない何か”に付きまとわれるようになる。 手を差し伸べてくれたのは、霊が視えるという風変わりな少年(?)――朝切真墨。 静かに、確実に歪み始める日常。それは人間の執着か、死者の怨念か。 優しすぎる鈍感青年と、大食漢な霊感少年(?)が紡ぐ、日常侵食系ホラー。 ※BLではありません。 ※話が進むにつれて恋愛要素が強くなっていく予定です。
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クソリプさん 【完結】

「第8回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞作品。 ネットの怪異、クソリプさんの恐怖が迫る!! ――ラストがハッピーエンドかどうかは、読者のあなたが決める。 【あらすじ】  高校生の三崎涼は、ある深夜にSNSで「クソリプさん」というアカウントにフォローされた。その直後に、クソリプさんをSNSで罵倒したクラスメイトが全員の見ている前で全身から血を流して怪死する。その前後で世間では不自然な集団自殺や変死が相次いでおり、有志の集まりを作った涼たちは元凶と見られるクソリプさんの調査を始める。  調査を進めるにつれて、仲間が次々と不可解な死を遂げていく。  回避不可能なネットの怪異を前に、涼たちは生きるために前へと進む。 (完結確約)
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幽かな君に捧ぐ奇譚

ホラー嫌いの高校生「笹ノ間薫」の部屋に、見知らぬ女子高生の幽霊が現れた。彼女の名は「周郷逢恋」。不慮の事故で命を落としたはずの彼女は、生前の記憶をほとんど失った状態で、幽霊としてこの世を彷徨っていた。 恐怖に震える薫だったが、霊感のある友人「桝原聖夜」と共に彼女と向き合ううち、三人は次第に奇妙な日常を共有するようになる。 彼女の未練を解き、成仏への道を探るために事故の真相を追う中で、彼らは死と向き合うこと、そして誰かを想うことの重さを知っていく――。
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字蝕の怪異

編集者・かなえは、人気ホラー作家・宵雲雅の担当をしていた。 そんなある日、雅のもとへ一通のダイレクトメッセージが届く。そこには、ある廃村で起きた「神隠し」の記録が綴られていた。その内容に興味を抱いた雅に誘われ、かなえは廃墟を訪れる。だが、その先で二人は奇妙な世界へと引き込まれてしまう。 誰もいない祭り、生活の痕跡だけが残る村、そして現れる怪異。 現実と幻想の境界で、二人の心は怪異によって少しずつ蝕まれていく――。
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短な恐怖2 (怖い話 短編集)

各話、5千文字〜1万文字のホラー短編集。 ⚠️追加次第、不定期更新⚠️ 同シリーズの5千文字以下ヴァージョンのホラー集 【短な恐怖】も公開中!
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ようこそ、かの有名なBackroomsへ

Backroomsに迷い込んでしまったとある哀れな男の話。彼は無事脱出することはできるのだろうか。
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境界の音

大学二年の榊真樹は、臨床心理学科教授の紹介で映像関連企業のインターンに入る。 慣れないオフィスでの雑務に追われる日々、営業の高木歩だけは、真樹の不安を切り捨てない人だった。 距離の近い声、触れそうで触れない手、名前の呼び方ひとつで揺れる心。 惹かれてはいけない、と分かっているのに、真樹の身体はその優しさを覚えてしまう。 けれど、穏やかな時間に混じって、海の気配が増えていく。 波の音はないのに聞こえ、足音がひとつ多い気がして、見られている感覚だけが残る。安心を与える腕ほど、境界を曖昧にする――そんな違和感を抱えたまま、真樹は高木の出張に同行し、香川・琴平へ向かう。
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怪異観察奇録第4結社

「何故神父を殺すのかって?赦せないじゃないですか。僕以外の人が懺悔に耳を傾けているなんて。それだけ僕に回ってくる懺悔が減るってことですから。絶対無期懲役にして下さいね。獄中であれば懺悔と姦宴を開けるかもしれない」━━━━怪 No029 「山井芳久牢」より 世の怪異を蒐集しました。 奇妙な短い物語の数々をお楽しみ下さい。
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『スプラッシュ・サマー・キス♡』〜アイドル達の夏と恋と″ホラー″〜

美少女小学生の五人組アイドルユニット《SPLASH☆SUGAR》。 この夏、彼女たちはとある海辺の町でのライブをきっかけに、ひとりひとりが不思議で恐ろしい「夏のホラー」に出会う。 それは、図書館に囁く亡霊の声。 夜の島をさまよう、死者の気配。 鏡の向こうで恋を求める幽霊。 何度も繰り返す、終わらない一日。 そして、SNSの奥に沈んだ、溺れる願い。 夏の水が呼び起こすのは、命の記憶と、少女の“初恋”――。 怖くて、苦しくて、でもそれ以上に甘くて切ない。 心と体が初めて触れ合う、忘れられない夏が、ここにある。 年齢なんて関係ない。 恋は、魂と魂のぶつかり合いだから。 五人の少女が出会う、それぞれの『スプラッシュ・サマー・キス♡』。 すべての夜が明けた時、彼女たちはもう――子どもじゃない。
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カルム

「…人間って難しい」 小さな頃からの経験により、人間嫌いになった翡翠色の左眼を持つ主人公・翡翠八尋(ヒスイ ヤヒロ)は、今日も人間ではない者たちと交流を深めている。 すっぱり解決…とはいかないものの、頼まれると断れない彼はついつい依頼を受けてしまう。 相棒(?)の普通の人間の目には視えない小鳥・瑠璃から助言をもらいながら、今日もまた光さす道を目指す。 死霊に妖、怪異…彼等に感謝の言葉をかけられる度、ある存在のことを強く思い出す八尋。 けれどそれは、決して誰かに話せるようなものではなく…。 これは、人間と関われない人と、彼と出会った人たちの物語。
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蕣花月光譚(しゅんかげっこうたん)

季節外れの朝顔が咲く庭。そこに現れた“名を呼んではならぬ女”と青年が出会う、祈りと記憶の幻想譚。 山深い旧家に派遣された若い庭師・湊。依頼書には依頼主の名もなく、ただ「庭の整備をせよ」とだけ記されていた。たどり着いた屋敷の庭には、秋にもかかわらず青紫の朝顔が五輪、音のない空気の中に咲いていた。風も鳥の声もない。不意に背を抜けた冷たい気配の先に、湊は青紫のワンピースを纏う女の姿を見る。月光の中、彼女は花を見つめ、囁くように言った。「……摘まないで」。それだけを残して、闇に溶けた。 翌朝も花は変わらず咲き続けていた。幻ではない。湊は屋敷を探り、埃をかぶった帳面の束の中から奇妙な一冊を見つける。そこには「朝顔咲ク夜、名ヲ呼ブコト勿レ」と墨で書かれていた。夜、再び女が現れ、湊はその言葉の意味を問う。彼女は微笑み、「咲いてはならぬ庭に、咲いてしまった人」と名乗る。名を呼べば花は散るという。湊は彼女の名を探す決意を固める。 納戸の奥で見つけたのは、祖父・榊原清三の日記だった。そこには同じ庭で“咲いてはならぬ朝顔”を見た記録があり、「咲けば忘れ、咲かねば憶え」と綴られていた。日記の筆跡は震え、「少女、名記せず。忘れ草なれば」と記されている。湊は悟る。祖父もまた、彼女に出会っていたのだ。 夜ごと現れる女は、次第に言葉を増やしていく。「咲くことは、忘れられること。わたしは、忘れたくないのに」と。湊は封印を解くように庭を掘り、朝顔の根元から一枚の木札を見つけた。そこにはかすれた墨で「澪」と書かれている。名を呼ぶことはできなかったが、彼女は微笑み、「忘れないでね」と囁き、月光の中に消えた。 やがて湊は知る。澪は愛されることに疲れ、誰の記憶にも残らぬよう咒となった存在だった。だが、湊の想いがその咒を変えた。彼女は再び現れ、涙をこぼしながら湊に触れ、「あなたに会えて嬉しかった」と告げる。ふたりの指が触れた瞬間、境界は消え、夜が光に包まれる。澪は穏やかな笑みを残して昇華し、朝顔は静かに散った。 一年後、湊は再び庭を訪れる。蔓は生きているが、花は咲かない。だがそれでいい。咲けば忘れ、咲かねば憶える。彼は風に向かい、「来年も来るよ」とつぶやく。花のない庭に、確かに“誰か”の気配があった。 咲くことは忘却、咲かぬことは祈り。澪が残したのは、咒いではなく、記憶を守る静かな美しさだった。
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大江戸あやかし絵巻 ~一寸先は黄泉の国~

サブとトクという二人の少年には、人並み外れた特技があった。めっぽう絵がうまいのである。 のんびり屋のサブは、見た者にあっと言わせる絵を描きたい。聡明なトクは、美しさを極めた絵を描きたい。 二人は子供ながらに、それぞれの夢を抱いていた。そんな彼らをあたたかく見守る浪人が一人。 彼の名は桐生希之介(まれのすけ)。あやかしと縁の深い男だった。
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『25の年』ー願いの雫は反転するー

★アルファポリス様25周年記念作品★ ​ごくごく平凡な日々を過ごしてきた藤波朔。 しかし、25歳の誕生日を迎えたその夜、異変が起こる。残像のように見えた黒い小屋。そして謎の鍵。 ​その翌日から、朔の日常は音を立てて崩れ始める。 窓枠を掴む白い手が見え、誰もそばにいないはずなのに子どもの声が聞こえる。 それからさらに進んでいく怪異。それはまるで、朔の悩みに呼応しているかのようだった。 実生活でも会社の状況は悪く、営業としての自信を失う。 なりたい自分と、ならなければいけない自分。 その狭間で揺れる彼は、いつしか現実とも思えない世界に足を踏み入れることに。 不可思議な怪異の真実と、自身の「25歳の誕生日」に隠された意味を解き明かしていく。 ── こっちの世界に、早くおいでよ、朔。 ​果たして朔は、この異変の連鎖を断ち切り、再び平穏な日常を取り戻すことができるのだろうか。
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執事に命を狙われています

富豪の屋敷に招かれたのは、3人の殺し屋たち。 普段はOLとして働く黒魔術師。 教育熱心な高校教師。 要人のボディーガードを務める元警察官。 3人を招待したのは、大企業の会長を父に持つ金持ちお嬢様、久世詩織。 彼女は言った。 「誰が私の執事を殺してくれるの?」 主を守る存在の執事は、久世への歪んだ愛情から異形の存在へと化していた。 執事に命を狙われているという詩織を守るため、殺し屋たちが牙をむく。
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誰もいない城

気がついたら見知らぬ場所にいた。 暗い部屋の中、自分がどこの誰か、名前すらも思い出せない。 冷たい石の壁と床。 廊下より聞こえてくる不気味な音。 顔が映らない姿見。 失われた記憶。 パニックに陥りそうな状況下にあって、 目に入ったのは小さな明かりとりの穴から差し込む、わずかな月明かり。 優しい月光に惹かれるようにして壁の穴へと近づき、のぞいた先。 そこにあったのは……。 ここにあるのは明けない夜と混沌と怪異のみ。 泣こうがわめこうが誰も助けてくれはしない。 頼れるのは己だけ。 跋扈する異形。 惜しみなく注がれるのは、絶望と恐怖。 ようこそ、理不尽な世界へ。
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一千花 - 呪われた娘 -

月無村の名家四ヶ所家に、一千花という少女がやってきた。彼女は訳あって12年前に行方不明になった四ヶ所家の当主、德重の孫娘だという。德重は自分の息子、春巳、夏彦、時秋、冬司の四人の中から、夫となるものを一千花に選ばせ、その者を四ヶ所家次期当主にすると宣言する。一千花を奪い合う四人の息子と財産を狙う德重の愛人たち。やがて、屋敷では数々の殺人事件が起きるようになり、一人また一人と、奇怪な死を遂げていく。
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ドアの隙間から漏れる光景

引っ越したばかりの家で起きた、ちょっとした出来事。 主人公は明かりを消し忘れたのか、それとも――?
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『熟』は”つくづく”と読みます。

仕事と酒とカップ麺だけで暮らしていた男の隣に、ある日、よく分からないものがいた。
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お還りなさい。お兄ちゃん ー兄妹恋愛怪異奇譚ー

私は校内で"ある噂"を聞いた。 それは…《観魚ン様》 『校舎裏の池に"大事な物"を投げ込み "お願い事"をして、大事な物が対価として 吊り合えば願いを叶えてくれる』そうだ。 だから、私は"お願い事"をしてしまった。 「…私の双子の兄を…御堂 翔を 生き返らせて。」 そして、兄さんは帰ってきた。帰ってきた兄は前よりずっと過保護になり、異常な程 私に執着し束縛する。 不信感と恐怖を覚える 私をよそに帰ってきた兄は笑う。 「俺たち双子は二人で一人なんだよ? 生まれて死ぬまで…ずっと一緒にいよう。 二人で依存し合って生きていこう。 二度と離れたりしないよ。」 あんなに愛おしかった兄が怖くて仕方ない… 狂愛怪異奇譚。八咫神学園七不思議 その2。 "観魚ン様"にまつわる話。 性的描写有りには* 双子の兄✖️妹 怪談✖️狂愛サイコホラー 性的な表現アリ、近親相姦アリ 10月1日より隔日投稿します。
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八百万妖貸し屋 彌勒堂カルテット

【第9回キャラ文芸大賞奨励賞受賞】 彌勒堂に関わるトラウマを持つ四人の欠けた人生が動き出す ここは八百万妖貸し屋 彌勒堂。 様々なあやかしたちがあなたのお悩み解決致します。 南蒼司は彌勒堂の店主。 優し気なイケメンでありながらも、なにやら他人と距離を置く蒼司。 それには理由があるようだが…… あやかしたちと共に、のんびりと依頼をこなす日々。 そんなある日、あやかしの銀子が連れて来た口の悪い、強面の男。 この男が現れたことによって、 彌勒堂に関わるトラウマを持つ四人の欠けた人生が動き出す―― ※第一部完結。お話は一区切りしていますので一度完結設定とします。第二部は現在執筆中のため、投稿時期は未定です。 ※R15指定は念のためです。 ※縦読み推奨。 ※この物語はフィクションです。作中に出て来る名前や名称、設定は創作です。 ※妖怪関係は資料等参考にしております。 ※こちらの作品はカクヨムにも掲載しております。
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【完結】俺の使役妖怪が推しの歌で浄化されそうです

絶大な人気を誇るトップアイドル・清良(きよら)。 彼には秘密があった。それは、この世に未練を残す死者や妖怪たちの声が聞こえること。彼は夜な夜な、彷徨う魂をその歌声で『浄化』し、密かに救い続けていた。 ​ある夜、清良は助けを求める霊に導かれ、殺人犯に襲われそうになる。 絶体絶命の瞬間、彼を救ったのは、異形の妖怪たちを使役する赤髪の男・茨木(いばらき)だった。 ​「貴方の罪は、地獄で償いなさい」 ​優しく包み込む清良の『浄化』に対し、茨木のやり方は力でねじ伏せる非情な『裁き』。 さらに困ったことに、茨木の従える屈強な妖怪たちは、清良の歌声の虜(ガチ恋勢)になってしまい……!? ​相反する信念を持つ二人が、都会の闇に潜む怪異を討つ。
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幽幻亭~人と妖狐の不思議な事件簿~

霊やあやかしが見える『二階堂誠一』は、五年前に出会った妖狐『蒼矢』とともに便利屋『幽幻亭』を営んでいる。 得意分野は、主に幽霊や妖怪が絡んでいる事件。 「不可思議な現象でお困りの方、   『幽幻亭』までご連絡ください」 *この物語はフィクションであり、登場する人物名及び団体名は実在のものとは関係ありません。 *カクヨムと小説家になろうにも掲載してます。
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大江戸貸本幻燈記

文政の江戸。鬼子母神の参道に、奇妙な噂が囁かれていた。 「宵書堂という貸本屋を知っているか」 「あの男から本を借りると、望みが叶う。ただし――」 「関わった者は、みな消える」 茶屋の看板娘・お蜜は、その男と出会ってしまった。 頭巾の下の顔は、見た者すら思い出せない。 穏やかな笑み。丁寧すぎる物腰。そして—— 「本とは畢竟、毒や薬と同じでございます」 本が人を殺し、本が人を救う。 お蜜は問い続ける。 あんたは何者なの。本で何をしているの。 なぜ、笑っていられるの―― 江戸の闇に蠢く人の業。それを見届ける貸本屋と、黙っていられない少女の物語。
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五芒星と避雷針 番外編

「五芒星と避雷針」の番外編まとめです。 陰陽師の家系の生まれであり、怪異と戦う民警である玖堂(くどう)は、東北の漁師町に唯一の民警として赴任する。そこにいたのはユキチという、霊に取り憑かれやすい体質の少年だった。ユキチの体質を改善しながら、玖堂はこの地に巣食う闇と戦うことになる。
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幽霊な姉と妖精な同級生〜ささやき幽霊の怪編

土筆屋大悟(つくしやだいご)は陰陽師の家系に生まれた、ごく一般的な男子高校生だ。残念ながら霊能力はほとんどなく、辛うじて十年に亡くなり幽霊となった姉の声が聞こえるという力だけがあった。 そんな大悟にはクラスに憧れの女子生徒がいた。森ノ宮静華。誰もが彼女を妖精や天使、女神と喩える、美しく、そして大悟からすれば近寄りがたい女性だった。 ある日、姉の力で森ノ宮静華にその取り巻きが「ささやき幽霊の怪を知っている?」という話をしていた。 これは能力を持たない陰陽師の末裔の、ごく普通の高校生男子が恋心を抱く憧れの女子生徒と、怪異が起こす事件に巻き込まれる、ラブコメディーな青春異能物語である。 【備考】 ・本作は「ねえねえ姉〜幽霊な姉と天使のような同級生」をリメイクしたものである。
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古道具屋・伯天堂、千花の細腕繁盛記

明治は文明開化の頃より代を重ねている、由緒正しき古道具屋『伯天堂』 でも店を切り盛りしているのは、女子高生!? 九坂家の末っ子・千花であった。 なにせ家族がちっとも頼りにならない! 祖父、父、母、姉、兄、みんながみんな放浪癖の持ち主にて。 あっちをフラフラ、こっちをフラフラ、風の向くまま気の向くまま。 ようやく帰ってきたとおもったら、じきにまたいなくなっている。 そんな家族を見て育った千花は「こいつらダメだ。私がしっかりしなくちゃ」と 店と家を守る決意をした。 けれどもこの店が……、というか扱っている商材の中に、ときおり珍妙な品が混じっているのが困り物。 類が友を呼ぶのか、はたまた千花の運が悪いのか。 ちょいちょちトラブルに見舞われる伯天堂。 そのたびに奔走する千花だが、じつは彼女と九坂の家にも秘密があって…… 祖先の因果が子孫に祟る? あるいは天恵か? 千花の細腕繁盛記。 いらっしゃいませ、珍品奇品、逸品から掘り出し物まで選り取りみどり。 伯天堂へようこそ。
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