陰謀小説一覧
突然お家が断絶し、離れ離れになった4兄妹。
長男新一郎は、剣術道場へ。次男荘次郎は商家へ。三男洋三郎は町医者の家へそれぞれ引き取られていく。そして末妹波蕗は母親の実家に預けられた。
十年後、浪人になっていた立花新一郎は八丁堀同心から、立花家の家宝刀花ふぶきのことを聞かれ、波蕗が持つはずの刀が何者かに狙われていることを知る。
姿を現した花ふぶき。
十年前の陰謀が、再び兄弟に襲いかかる。
文字数 68,818
最終更新日 2024.07.26
登録日 2024.05.31
サーラには秘密がある。
絶対に口にはできない秘密と、過去が。
ある日、サーラの住む町でちょっとした事件が起こる。
両親が営むパン屋の看板娘として店に立っていたサーラの元にやってきた男、ウォレスはその事件について調べているようだった。
事件を通して知り合いになったウォレスは、その後も頻繁にパン屋を訪れるようになり、サーラの秘密があることに気づいて暴こうとしてきてーー
これは、つらい過去を持った少女が、一人の男性と出会い、過去と、本来得るはずだった立場を取り戻して幸せをつかむまでのお話です。
文字数 153,024
最終更新日 2024.07.25
登録日 2024.06.14
マルセ王国の貴族エルナンド伯爵家の令嬢アンセリーナに仕える侍女パンナは、我儘なアンセリーナに毎日手を焼いていた。人嫌いのアンセリーナは自分の社交界デビューとなるパーティーの開催を嫌がり、パンナがアンセリーナに扮してパーティに出ることになる。そこで王国の大貴族、「四公」の一つであるサンクリスト公爵家の嫡男ボナーと出会ったパンナは彼に気に入られ、縁談の話が持ち上がってしまう。アンセリーナは相手が低身長であるということを理由に見合いを嫌がり、娘にはやたら甘いエルナンド伯爵もそれを咎めようとしない。だが格上の公爵家からの話を無下に断るわけにもいかず困り果て、見合いの場で粗相をして相手から断らせようと提案するが、プライドの高いアンセリーナはそんなことは出来ないと言う。そこで伯爵はまたもパンナを娘の身代わりに見合いさせる。貴族の社交マナーなど知る由もないパンナなら向こうが呆れて断ると踏んだのだ。アンセリーナの評判を落とすことになるとパンナは固辞するが、親バカの伯爵は娘を嫁にやるくらいなら評判を悪くして手元に置いておきたいと言って強要する。渋々見合いに行かされたパンナは思いっきり粗相をして縁談を破棄させようとするが、刺客に襲われるという思いもしない事態が起こり、ボナーをかばったパンナはさらに彼に気に入られてしまう。求婚されたパンナはやむを得ず身代わりであることを打ち明けるが、ボナーはそれでもかまわないと言い、伯爵と共謀して実家を騙し、パンナをアンセリーナと偽って婚約を発表。庶民の出でありながらパンナは公爵家に輿入れすることになってしまった。思いもよらない事態に困惑するパンナだったが、公爵家、そして王家に渦巻く陰謀に巻き込まれ、ボナーと共に波乱の人生を送ることになっていくのだった。
文字数 82,361
最終更新日 2024.07.25
登録日 2024.06.04
蟲毒___
それは、蛇、百足、ゲジ、蛙などの百虫を同じ容器で飼育し共食いさせ、最後の一匹となったモノが神霊となるためこれを祀る。そうした後、この毒を抽出して飲食物の混入させることで多岐にわたる影響を及ぼす。人に害を加える・思い通りの福を得る・富貴を図る。人がこの毒に当たると、症状はさまざまであるが「一定期間のうちにその人は大抵死ぬ」とされる古代中国の呪術
文字数 1,058
最終更新日 2024.07.23
登録日 2024.07.12
再開発が進む赤羽駅東口界隈に、時代から取り残された古いライブハウスがある。
ある日の夕刻、そこで奇妙なコンサートが行われた。
全身を動物のキグルミに包んだ「ザ・中の人」というパンク・バンドの公演で、パンダ役とウサギ役を演じる二人が夫婦関係にあり、互いの浮気が発覚した為、ステージ中に「離婚式」をやりたいと言うのだ。
クライマックスでは二人の結婚指輪をハンマーで叩き潰す事になっており、ネットの話題を呼んで、会場は若い客層で溢れる。
その中に一人、潜り込む場違いなアラフォー・須藤 史子。
演歌以外の音楽に興味が無い彼女の狙いは指輪を奪う事にあるのだが、ライブの最中にメンバーの対立が表面化、事態は史子が思いもしない方向へ流れていく……
エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しております。
文字数 27,425
最終更新日 2024.07.21
登録日 2024.07.08
木から降りれなくなった子猫を助けようとした侯爵令嬢の次女フレーシア・アドルミデーラは、木から落ちて、池で溺れた。池に落ちた勢いで、水底の石に頭をぶつけ、高熱にうなされた挙げ句、自分が腐女子OLだった前世の記憶をとり戻す。
転生先は、前世でやり込んでいた乙女ゲーム『君に翼があるならば、この愛を捧げよう』(略してキミツバ)の世界だった。
フレーシアは攻略キャラに出会うごとに、前世で課金しまくったキミツバの内容を思い出していく。
だが、彼女は、ヒロインでも、悪役令嬢でもなく、侯爵の次女に転生していた。
ただのモブ、と思ったら、異母兄は、キミツバで一番大好きだった(貢いだ)攻略キャラだった。
だが、フレーシアは、キミツバの本編が始まる前に、池で溺れて死んだという、攻略キャラにトラウマを与えるために設定されたキャラだった。
たしかに、池で溺れたけど、なぜか生きてます?
トラウマ発生しませんでした?
フレーシアが死ななかったことにより、攻略キャラたちの運命が微妙に変わっていく。
ただ、このキミツバの世界。
乙女ゲームとしては異色ともいえる廃課金ユーザーターゲットのハードなゲームだった。
選択肢を間違えたら、攻略キャラは簡単に死亡するのは当たり前。恋愛シーンスチルよりも、死亡シーンスチルの方が圧倒的に多いという阿鼻叫喚なゲーム。
うっかりしてたら、侯爵家は陰謀に巻き込まれ、兄以外は使用人もろとも全員が死亡して、御家断絶。
他の攻略キャラも似たような展開なのだが、異母兄は自分の家を滅ぼした連中の復讐のために、国を滅ぼし、他の攻略キャラを惨殺する。
家族が惨殺されるのを防ぐため、
推しキャラの闇落ちを阻むため、
死亡絶対回避不可能といわれている最難関攻略キャラを助けるため、
転生腐女子フレーシア・アドルミデーラは、破滅フラグを折りまくる!
文字数 135,110
最終更新日 2024.06.29
登録日 2023.08.20
刑務所が廃止された時代。懲役刑は変化していた! 刑の執行は強制的にロボットにされる事であった! 犯罪者は人類に奉仕する機械労働者階級にされることになっていた!
そんなある時、山村愛莉はライバルにはめられ、ガイノイドと呼ばれるロボットにされる全身拘束刑に処せられてしまった! いわば奴隷階級に落とされたのだ! 彼女の罪状は「国家機密漏洩罪」! しかも、首謀者にされた。
機械の身体に融合された彼女は、自称「とある政治家の手下」のチャラ男にしかみえない長崎淳司の手引きによって自分を陥れた者たちの魂胆を探るべく、ガイノイド「エリー」として潜入したのだが、果たして真実に辿りつけるのか? 再会した後輩の真由美とともに危険な冒険が始まる!
サイエンスホラーミステリー! 身体を改造された少女は事件を解決し冤罪を晴らして元の生活に戻れるのだろうか?
*追加加筆していく予定です。そのため時期によって内容は違っているかもしれません、よろしくお願いしますね!
*他の投稿小説サイトでも公開しておりますが、基本的に内容は同じです。
*現実世界を連想するような国名などが出ますがフィクションです。パラレルワールドの出来事という設定です。
文字数 224,518
最終更新日 2024.06.09
登録日 2019.05.31
貧乏子爵令嬢のラシェルは、クリストフ王子に身染められ、婚約者候補となり王宮で暮らすことになった。しかし、王妃の宝石を盗んだと、王宮を追い出されてしまう。
離宮へ更迭されることになるが、王妃は事故に見せかけてラシェルを殺す気だ。
殺されてなるものか。精霊の力を借りて逃げ切って、他人になりすまし、公爵家のメイドになった。
……なのに、どうしてまたクリストフと関わることになるの!?
若き公爵ヴァレリアンにラシェルだと気付かれて、今度は公爵の婚約者!? 勘弁してよ!
ご感想、ご指摘等ありがとうございます。
文字数 141,217
最終更新日 2024.05.27
登録日 2024.05.03
妹の為に訪れた卒業パーティーで、突然第三王子に婚約破棄される大聖女マヤリス。更には「大聖女を騙る魔女!」と続く断罪。王子の傍らには真の大聖女だという、光魔法の癒しを使える男爵令嬢が。大した事の無い婚約破棄と断罪が、国を滅ぼしてしまうまで。
※残酷な描写が多少有り(処刑有り)念の為R15です。表現は控えめ。
文字数 10,174
最終更新日 2024.05.27
登録日 2024.05.27
未読の方は第一部からどうぞー。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/195285185/437803662
北方の地を旅して、念願叶い邑の仇を討ち果たした麗央那たちは、昂国へ戻った。
しかし昂国の中では、麗央那たちはお尋ね者になっていた。
後宮の貴妃であり麗央那の元主人である翠蝶は、自分が匿うからしばらく家にいていいと優しく提案する。
幸せな日々を翠蝶の屋敷の中で過ごす中、不意に異変が起こる。
何者かが翠蝶の体と魂に戒めの術を施し、昏睡状態に陥らせたのだ。
翠蝶の、そしてお腹の中の赤子のためにも、事態を一刻も早く解決しなければならない。
後宮内での陰謀にその原因がありそうだと踏んだ名軍師、除葛は、麗央那を再び後宮の侍女として戻す策を発した。
二度目となる後宮暮らしで麗央那を待ち構える敵と戦いとは、果たして……。
【登場人物】
北原麗央那(きたはら・れおな) 17歳女子。ガリ勉。
紺翔霏(こん・しょうひ) 武術が達者な女の子。
応軽螢(おう・けいけい) 楽天家の少年。
司午玄霧(しご・げんむ) 偉そうな軍人。
司午翠蝶(しご・すいちょう) お転婆な貴妃。
環玉楊(かん・ぎょくよう) 国一番の美女と誉れ高い盲目の貴妃。琵琶と陶芸の名手。豪商の娘。
環椿珠(かん・ちんじゅ) 玉楊の腹違いの兄弟。
巌力(がんりき) 筋肉な宦官。
銀月(ぎんげつ) 巌力たちの上司の宦官。
除葛姜(じょかつ・きょう) 若白髪の軍師。
百憩(ひゃっけい) 都で学ぶ僧侶。
除葛漣(じょかつ・れん) 祈る美妃。
塀紅猫(へい・こうみょう) 南苑統括の貴妃。翼州公の娘。
素乾柳由(そかん・りゅうゆう) 正妃。
馬蝋(ばろう) 一番偉い宦官。
博孤氷(はく・こひょう) 漣の侍女。
司午想雲(しご・そううん) 玄霧の息子。
利毛蘭(り・もうらん) 翠蝶の侍女。
乙(おつ) 姜の下で働く間者。
川久(せんきゅう) 正妃の腹心の宦官。
涼獏(りょう・ばく) チャラ男の書官。
★酒見賢一先生のご霊前に捧ぐ
文字数 168,278
最終更新日 2024.05.20
登録日 2024.05.16
父を亡くし、継母に虐げられ、婚約者からも捨てられた。
そんな私の唯一の希望は爵位を継げる年齢になること。
爵位を継いだら正当な権利として適切に対処する。
その結果がどういうものであれ、してきたことの責任を取らせなくてはならない。
ところが、事態は予想以上に大きな問題へと発展してしまう。
文字数 13,754
最終更新日 2024.04.12
登録日 2024.04.10
ペルラ伯爵家の跡取り娘・フェリータの婚約者が、王女様に横取りされた。どうやら、伯爵家の天敵たるカヴァリエリ家の当主にして王女の側近・ロレンツィオが、裏で糸を引いたという。
怒り狂うフェリータは、大事な婚約者を取り返したい一心で、祝祭の日に捨て身の行動に出た。
……それが結果的に、にっくきロレンツィオ本人と結婚することに結びつくとも知らず。
***
『……いやホントに許せん。今更言えるか、実は前から好きだったなんて』
文字数 365,312
最終更新日 2024.04.08
登録日 2022.11.07
王都の下町で母と二人、平民として暮らしていたティアナ。
10歳になってすぐ、母と一緒にアーガン伯爵家のタウンハウスへ連れて行かれた彼女は、そこで一人の美しい青年エリオット・アーガン伯爵と出逢う。
彼はティアナの異母兄だった。
*エロいシーンは力入れて書いてます。(当社比)
*全ての性描写には、☆もしくは★が表示されております。
*同意を得ないケースは★で表示してありますので苦手な方はご自衛下さい。
【序盤は男主人公の逆襲&ザマァと脇役たちの復讐&ザマァがメインとなります】
【中盤以降から恋愛&微エロが加わります】
【終盤は陰謀&ザマァ&エロがメインとなります】
《なるべく飽きが来ないよう数々の伏線を敷いていますが完結までに全て回収します》
《完結まで書き終えていますので一時間毎に予約投稿します》
《土日祝のみ投稿をお休みします》
♪投稿から一週間あまり、お気に入り数400、HOT女性向けランキング7位と知り、驚いています。初作品でここまで反応が頂けるとは思ってもみませんでした。皆さまのおかげです、ありがとうございます♪
♪完結を迎え、一瞬だけお気に入り数が720を超えました。いいね!やエールもたくさん。ありがとうございます。思いがけず多くの方々の瞳に触れる機会が得られて、とても幸せでした♪
文字数 545,624
最終更新日 2024.04.05
登録日 2024.02.13
幼い頃に両親を失い、国の象徴である英讃教団の劇場で小間使いをするマリアンナ。
彼女もまた美声の持ち主であったが、奥手で自身の才能にも気づいていないことから舞台に上がることはできずにいた。
ある夜、使いに出た先でマリアンナは『ファントム』と名乗る姿なき声の主に歌の指導を受けることとなる。
深夜の劇場を舞台に稽古をこなす彼女であったが、ある夜、謳姫であるメレーサに目撃され、衝動的に出奔した。
行き場を失い行き場を失った彼女を救ったのは、美形の貴公子ジスラン。
どしゃぶりの中、橋の下を覗き込むマリアンナを身投げしようとしているのだと誤解したようで……?
屋敷に連行されたマリアンナは、彼に『愛しい婚約者のフリをしてほしい』と提案されたマリアンナはそれを承諾し彼の治める屋敷に身を置くこととなるが、地上と魔界を揺るがす陰謀へ巻き込まれることとなる――――。
文字数 90,955
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.01.26
ある日、王城に呼び出された私は婚約者であるローク殿下に婚約を破棄され、姉が嫁ぐことになっていた敗戦国シュテーダム王国の筆頭公爵家の嫡男の元へ私が嫁ぐようにと命令された。
しかも、王命だという。
嫁げば良いのでしょう、嫁げば。
公爵令嬢といっても家では冷遇されていた私、ラナリーは半ば投げやりな気持ちでルラン・ユリアス様の元に嫁ぐことになった。
ユリアス邸の人たちに大歓迎された私だったけれど、ルラン様はいつもしかめっ面で女性が苦手だと判明。
何とかコミュニケーションを取り、ルラン様と打ち解けていくと、義理の父からもうすぐ6歳になる国王陛下の臨時のお世話係を任されてしまい――
※史実とは異なる異世界の世界観であり、設定はゆるゆるで、ご都合主義です。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。
文字数 64,012
最終更新日 2024.03.04
登録日 2024.02.20
ミミ、ことミリアンは、悪女として王国内に名を馳せている。
平民の母子家庭で育ち、母を亡くして男爵家の養女になる、というその生い立ちだけは王道ヒロインのようだ。
しかし、身分をわきまえることなく王太子ジョルジュを籠絡し、その上、その婚約者候補の筆頭である侯爵家のご令嬢が雇った暴漢に襲われた、との狂言で、無実のご令嬢を陥れようとした。
こうした企みは第二王子により暴かれ、ミミに骨抜きにされた王太子ともども断罪されて、身分を剥奪された上で王都を追放された。
そんな彼女が死の床にあって回想する人生とは、どんなものなのか。
彼女の目から見た真実とは────。
文字数 29,350
最終更新日 2024.02.18
登録日 2022.01.13
アリスは小さな村で暮らしていた。その村は古代の遺跡があるくらいしか特徴のない静かな村だった。田舎に引っ込んだ詩人であるアリスの父親はある日客人を迎える。その日から少しずつアリスの平凡な日常は壊れていく。
文字数 19,380
最終更新日 2024.01.31
登録日 2023.08.30
ウェンディは夜会で婚約破棄をつきつけられた。しかし、落ち込む暇もなく次は、嫌われ者の第3王子から、彼を侮辱したと言いがかりをつけられ捕えられる。
契約期間を無事に終えたらなんでもひとつ願いを聞いてもらう代わりに、ウェンディは体裁を守るための「仮の妻」になった。
そして、婚約破棄と求婚の真相、ウェンディを利用しようとする王室の思惑、イーサンの本音が徐々に明らかになっていく。
嫌われ者の旦那様へ。
契約結婚には相応の見返りを要求します。
ウェンディが白い結婚の最後に要求するものとは……?
文字数 103,031
最終更新日 2024.01.30
登録日 2023.12.17
「痛い……」異母妹ユリアに崖の上から突き落とされて瀕死の重傷を負った五歳のエレオノーラ・クラッセン伯爵令嬢は、自分の脳に走馬灯のように前世の記憶が蘇っていくのを感じた。そうだ、わたしは1000年前に聖女と勇者に殺された魔王の娘サンドリアだった。記憶を思い出すとともに、魔族にしか使えない「魔術」が使えるようになったエレオノーラは瀕死の傷を治して一命をとりとめる。
それから十二年。エレオノーラが十七歳になったとき、神殿の女神像が光ったことで各地で聖女選定がはじまる。異母妹ユリアは1000年前の聖女と同じ髪の色をしていたため自分が聖女だと信じているようだったが、選ばれたのは何とエレオノーラだった。
驚くエレオノーラ。けれども驚くのはそれだけではなかった。
エレオノーラがこれまで義母や異母姉に虐げられていたことを知っていて、何度も助けてくれた二人いる王太子候補の一人、ディートリヒが、これを機にエレオノーラを伯爵家から解放しようと考え、自分が暮らしている城の離宮へ連れていき――え⁉求婚⁉
さすがに自分を殺した勇者の末裔と結婚はできない……と思っていたら、ユリアと一緒になってエレオノーラを虐げていたユリアの婚約者ジークレヒトまでエレオノーラに求婚してきて、もう何が何だかわからない!
(っていうか、元魔王の娘が聖女とか何かの間違えじゃないの⁉)
これからいったいどうなってしまうのか。
エレオノーラを巻き込んで、王位継承をめぐる陰謀が、今はじまろうとしていた――
文字数 113,513
最終更新日 2024.01.20
登録日 2023.12.12
●あらすじ
2034年、『三津木 航 (Mitsuki Ko)』は東京の中野ブロードウェイで小さなアンティークショップを営んでいた。彼女は古美術商であり歴史学者。危機管理コンサルティング会社から古代遺物の調査を依頼された三津木は、その依頼主が米DARPA(国防高等研究計画局)であることを知る。古代遺物はチベット仏教の僧侶たちが時の概念を理解するために使っていたものだと知る。プロジェクトに深く入り込むうちに、彼女はDARPAの暗い秘密を暴き、古美術商だった父の謎めいた失踪事とDARPAに深い関係があることを知る。深いトラウマと葛藤を抱いた三津木は、真実への渇望を抑えられなくなっていく。三津木と仲間たちの調査が進むにつれ、彼女は政府を通過する危険な法案、誘拐、チベット仏教に絡む陰謀の網を発見する。三津木は人類の未来に甚大な影響を及ぼす重大な決断を下しながら、自らの信念や価値観と格闘する。この物語は、野放図な科学進歩の危険性や、危機的状況における倫理的意思決定の重要性といった社会問題を探求、それが人類に与える影響について深い気づきをもたらす。
●キャラクター一覧
①三津木 航 (Mitsuki Ko)・主人公
・古物商、歴史学の博士または優秀な考古学者。中野ブロードウェイでの古物商としての活動を通じて、地元の情報屋や鍵屋と繋がりを持つ。
②荻 亮治郎 (Ogi Ryojiro)
・危機管理コンサルタント会社の代表(元・警視庁公安部外事課)
③倖田 結衣 (Kouda Yui)
・内閣情報調査室主任分析官であり官僚
④アレイスター・ノヴァック (Aleister Novak)
・DARPAの副センター長
⑤ロサン・ギャツォ (Losang Gyatso)
・チベット密教の高僧
⑥宇佐美 玄 (Usami Gen)
・私立探偵兼情報屋(元大手新聞社記者)
⑦三津木 美江 (Mitsuki Mie)
・古書店経営(主人公の母親)
⑧渡井 隼人 (Watarai Hayato)
・傭兵(元陸上自衛隊特殊作戦群・中隊長)
⑨菊池 真由香 (Kikuchi Mayuka)
・ハッカー(日常は主婦)
⑩大林 一朗 (Obayashi Ichiro)
・老舗の出張凄腕鍵屋。
⑪安藤 ハル (Ando Haru)
・コンセプトBARのバーテン兼店主
文字数 8,013
最終更新日 2024.01.19
登録日 2024.01.09
息子が行方不明になった刑事、日月一輝(たちもり‐いっき)。しかし、捜査本部が上からの圧力で解散させられてしまう。それを機に刑事を辞め、私立探偵となって息子の捜索を続けるうち、とんでもない世界の闇と対峙することになる物語。/作・闇側立也
文字数 46,257
最終更新日 2024.01.15
登録日 2024.01.03
謎の病に苦しむ隼矢斗。里長である隼矢斗の父は隣の里長を脅し、隣の里の姫で凄腕の薬師、華耶との縁談を強引に纏めてしまう。
顔合わせの日に華耶の哀しそうな表情に気づいた隼矢斗は華耶との仲を深めないように敢えて冷たく当たるようにしていたが、寝所に忍んできた華耶が隼矢斗に怪しげな薬を飲ませてきて……。
華耶の薬がさらけ出した隼矢斗の『真の姿』と、明かされる互いの思いとは。
※この作品はすなぎもりこ様主催『すなもり共通プロット企画』参加作品であり、提供されたプロットで創作した作品です。
(別投稿サイトにも掲載)
文字数 10,482
最終更新日 2024.01.08
登録日 2024.01.06
葦原瀬奈は、ある日目覚めてしまった。
非常に優秀で無比の才を持つ自分の人生はどうしてこうも上手く行かないのか。
その答えは、階級社会の裏に潜んだ巨大組織による陰謀。全ては仕組まれた者である。
そう思って啓蒙活動に勤しんだが、世界はそう簡単に覆せない。
だが、異世界はそうでなかった。
転移してしまった異世界は平和で理知的で自分のことを認めてくれる。ここにいれば陰謀に阻まれることもなく、自由で華々しい人生を送ることができる。
歓喜に満ちた生活を送っていたセナの元に現れた仮面の少女。
彼女が語ったのは、異世界に渦巻く膨大な陰謀の話であった。
どこの世界も変わらない。くだらない陰謀は全て覆さなければ。
※他サイトへの併載あり
文字数 16,693
最終更新日 2024.01.05
登録日 2024.01.03
――お迎えに上がりました。ティーナお嬢さま。
そう言って、白い手袋をはめた手を胸に当て、うやうやしく頭を下げたアイツ。アタシのいた寄宿学校に、突然現れた見知らぬ謎の若い執事。手にしていたのは、兄の訃報。8つ年上の、異母兄が事故で亡くなったというもの。
――亡き異母兄さまに代わって、子爵家の相続人となりました。
え? は? 女子の、それも庶子だったアタシが?
兄さまは母を亡くしたアタシを妹として迎え入れてくれたけど、結局は庶子だし。兄さまのお母さまには嫌われてたからこうして寄宿学校に放り込まれてたアタシが? 下町育ちのアタシが? 女子相続人? 子爵令嬢として?
――つきましては、この先ともに子爵家を守り立ててゆける伴侶をお探しください。
いや、それ、絶対ムリ。子爵家ってオマケがついても、アタシを選んでくれる酔狂なヤツはいないって。
なんて思うアタシの周り。どうやらいろいろ狙われてるみたいで。海に突き落とされそうになったり、襲われたり。なんだかんだで命が危ない。
アタシ、このままじゃ殺される? なんかいろいろヤバくない? 逃げたほうがいいんじゃない?
「どうしましたか、マイ・レディ」
目の前で優雅に一礼するこの執事、キース。コイツが一番怪しいのよねえ。
※ 2024年1月に開催される、「第7回キャラ文芸大賞」にエントリーしました。コンテストでも応援いただけると幸いです。
文字数 66,767
最終更新日 2023.12.09
登録日 2023.11.18
今日、僕は高校の卒業式に出席している。式が終わり、後は帰るだけという時に、なんと内閣総理大臣の鬼木紋太が現れた。一体なぜ彼はここに来たのか。通称「オニキモン」と呼ばれる狂った総理大臣は、いつものように奇怪な言動を連発した後、驚愕の真の目的を告げる。
この作品は最初にノベマ!に投稿しました。
第36回キャラクター短編小説コンテスト「予想外のラスト! 1万文字以下の超短編 第2弾」
(エントリー期間 2023年2月1日~2月28日13:00)に何かエントリーしたいなと思ったのが書いたきっかけでした。
また、ここに投稿する際に、1ヶ所だけ修正しています。
文字数 9,767
最終更新日 2023.11.13
登録日 2023.11.13
※完結いたしました。ご訪問いただきましたすべての読者様に心より感謝申し上げます。(11/7)
「侯爵閣下、今日こそ離縁して下さいませ」「いやです」
マヤ・ソニエール男爵令嬢は、マクシミリアン(マック)・シルヴェストル侯爵に雇われている契約妻である。マックは、美貌の騎士団長。家柄、性格がいいのも伴って、国内外問わず人気がある。とくにレディたちには。マヤはそのマックの契約妻として契約期間を設け、外見上は夫婦を装っている。が、すでに契約は満了している。そこで彼女は、ことあるごとに彼にお願いする。「離縁して下さい」と。しかし、彼の返答はいつも同じ「いやです」なのだ。もう何十回、何百回と続けられている「離縁して」「いやです」の応酬。彼女は、それでもあきらめずひたすらお願いをする。彼女自身の将来の為に、彼女も必死なのだ。マックにはほんとうに愛するレディがいる。彼は、そのレディを屋敷に連れてきた。が、それでもまだ離縁しようとしない。マヤは、途方に暮れつつも離縁に向けて策を練る。が、とんでもない事件がふたりの関係を揺さぶり、変化を生じさせることに……。
※ハッピーエンド確約。ゆるゆるのご都合主義設定、ご容赦願います。
文字数 86,180
最終更新日 2023.11.07
登録日 2023.10.17
「婚約破棄だ、この魔女め! 役立たずめ! 私は真実の愛を見つけた!」
要約するとそんなようなことを王太子に言われた公爵令嬢ジョセフィーナ。
従妹のセシリアに黒魔術の疑いをかけられ、異端審問会に密告されて、とんとん拍子に海に沈められそうになった彼女は、自分が何かの陰謀に巻き込まれたのだと気づく。
命からがら、錨泊していた国籍不明の船に逃げ込むも、どうやらそれは海賊船で、しかも船長は自分をハメた王太子に瓜二つだった!
「わたくしには王家を守る使命がございますの! 必ず生き残って、国に帰ってやりますでげすわ!」
ざまぁありです。(教会にはそれほどありません)
※今気づいたけど、ヒーロー出るまで2万字以上かかってました。
(´>∀<`)ゝゴメンね❤
文字数 165,043
最終更新日 2023.10.07
登録日 2023.09.29
七つの海を束ねる人魚の国の女王に、七人の娘たち。
その末っ子アリーチェ。
落ち着いているように見えて好奇心を秘めたその末っ子は、成人式を控えた数か月前に泣き虫なヘタレ少年に出会った。
彼を助けていく中で彼女の運命は大きく変わっていくことになった。
文字数 4,073
最終更新日 2023.09.06
登録日 2023.01.22
女神から数々の加護を授かった英雄達が、建国したとの伝説が残るグレンドル国。建国以来の代々の王は加護持ちのみで、加護を持たない王子達は、いくら優秀でも後継者争いに参加すらできない状況が続いていた。
そして建国二百年を迎えたグレンドルに、幼い頃に加護があると判定されながらも、その加護がどんなものであるのかを十年以上知らずにいる王子が一人。そのカイルが十八歳の成年の儀を迎えるのと前後し、停滞していた事態が動き出す。
とある出来事で、父である国王やその周囲の怒りを買ってしまったカイルは、臣籍降下された上で国境沿いの辺境伯に任じられることに。しかしここからが、カイルの加護が真の意味で発揮されることになるのだった。
文字数 224,609
最終更新日 2023.08.22
登録日 2022.08.30
その公爵家では、朝と夜に5分間だけ泣き叫ぶ声が上がる。
朝は男、夜は女の声で。
文字数 9,457
最終更新日 2023.08.21
登録日 2023.08.20
アデールガロン王国の王家には6人の懐刀がいるとされている。
武力の象徴──騎士団長ヴァイス
魔法の象徴──魔法術士団長アール
知力の象徴──宰相ライオス
財力の象徴──財務大臣グランテ
神力の象徴──王国大司祭リシャール
権力の象徴──筆頭公爵家当主ハルバルド
───しかし、これらの均衡を影で保つ存在が居た。
『王家の事は王家が影が片付けようか』
今は亡き先々王の実の息子エルクディア・ハウル・アデールガロンである。
文字数 2,224
最終更新日 2023.08.11
登録日 2023.08.10
辺境の翠国(すいこく)の第三王女、美蘭(みらん)は突然やってきた焔国(ほむら)の使者の言い分に納得がいかず、侵攻を止める為に単身敵国の後宮に侵入した。
翠国の民だけに代々受け継がれる「魔術」を使い、皇帝に近づこうとするが、思わぬ事態に計画は破綻。
捕まりそうになったその時、次期皇帝を名乗る月冥(げつめい)に助けられ……。
ハッピーエンドのストーリーです。
ノベマ!・小説家になろうに掲載予定です。
文字数 9,941
最終更新日 2023.07.31
登録日 2023.07.29
聖女である私が、聖女の石をめぐり、政略結婚させられる危機です! そこに帰国した恋人は、私と王国を救うため、クズ王太子の陰謀を阻止すべく戦います。私と彼は、結婚できるのでしょうか? 怒涛の困難を乗り越える二人、全7話完結の短編です!
文字数 8,844
最終更新日 2023.07.27
登録日 2023.07.21