美食倶楽部クーラウ ~秘密は甘い罠~

私は人の頭上に漫画の吹き出しのようなものが視えてしまう。
きっかけは恩師と食事をしたときだった。
それはまるでスクリーンに映し出された映画のように物語を紡いだ。

それからも度々それは現われた。そして、ある日気付いた。
吹き出しは思い入れのある食べ物を口にしている人の頭上に現われるのだと。

だが、その不思議な力は私を貶めるだけで何の役にも立たなかった。
――そう、あの日までは……。
24hポイント 21pt
小説 11,973 位 / 59,121件 キャラ文芸 185 位 / 1,406件